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動画マーケーティング成功事例24選|集客やブランディングに繋がる動画実績まとめ

目次

【メーカー】食料品・飲料・日用品メーカーなどの成功事例

1. 「味わいリッチ減塩醤油」|キッコーマン株式会社

キッコーマンはしょうゆを主に調味料などを扱う大手食品企業。これまでマス広告を中心としたマーケティングを展開していたが、ターゲットが明確な「味わいリッチ減塩醤油」はデジタル動画広告に取り組んだところ、大きな手応えを得た。

施策ポイントや成果

〈ターゲティング〉

これまでマス広告を中心としたマーケティングを展開していたキッコーマンですが、減塩しょうゆのような健康感度が高い人向けの商品は、ターゲティング(狙った属性を持つ人に絞って広告を表示させること)ができるデジタル広告と相性が良いと考えました。中でも直感的に商品の価値を伝えられる動画で広告を制作しました。

〈スマホでの閲覧に最適化〉

「減塩醤油は健康にいい」というイメージは既に消費者は持っていると考え、あえて美味しさを強く訴求。スマホでの閲覧を想定し、テロップの大きさを工夫。スマホではミュートにしているユーザーも多いことから、音がなくても「美味しそう」思ってもらえるような動画に。

〈低コストで視聴率大幅達成〉

マス広告より低コストで当初想定の約3倍の完全視聴率を獲得。届けたいメッセージを効果的に届けられました。
また、配信と効果検証を同時に実行することができ、なおかつ効果検証をスピーディーに繰り返せるので、以前から持っていた「健康より美味しさを訴求した方が見る人の気持ちを動かせるのではないか」という仮説が、これにより実証できました。

MarkeZine. 「キッコーマンの結果が出せるクリエイティブ制作の裏側 消費者インサイトを活かしたデジタル施策がカギ」(参照 2022-04-14)

2. 「BOSS」|サントリー

大手飲料メーカーのサントリーは、ほぼすべてのブランドで YouTube を活用。リーチ獲得だけでなくファンとの繋がりや強いエンゲージメントを築き上げている。

施策ポイントや成果

〈リーチ獲得とファンとの繋がりの強化を両立〉

消費者のメディア環境が多様化している今、サントリーはテレビCMだけでは届かない層へYouTubeを活用してリーチを図っています。また、リーチ獲得だけでなく新たなファンの醸成もYouTubeで行っており、より強いエンゲージメントを獲得することを目指しています。

〈消費者の興味関心に寄り添う〉

缶コーヒー「BOSS」の動画広告では東宝や東京メトロとコラボし、仕事にスポットを当てた動画広告をYouTube上で展開。「ゴジラ」とのコラボ動画では、初代ゴジラの「中の人」を務めた中島春雄氏を動画にしたり、東京メトロとのコラボでは銀座線の引退車両の動画を作成するなど、一定数の消費者ごとの興味関心に寄り添ったコンテンツを届けることでファンの獲得につなげています。

〈好感度・広告想起が上昇〉

ブランドリフト調査では、ゴジラの動画広告で好意度が7.7%、東京メトロの動画広告で広告想起が11.2%増え、結果が数字に現れました。

Think with Google.「リーチだけじゃない、スモールマス戦略やファンの獲得につなげたソフトバンクとサントリーの YouTube 活用法」(参照 2022-04-14)

3. 「バブルーン」|アース製薬

新型コロナウイルスの影響でイベントなど 販促活動に制限がかかる中、 アース製薬はデジタル販促に注力。 2020年、SNS公式アカウントに投稿した動画が 一般ユーザーの目に留まり大きな話題に。

施策ポイントや成果

〈各SNSに話題の種まき〉

アース製薬の扱う商品ラインナップは害虫対策商品なども含むため、本来は動画映えするSNSには向かないと思われました。しかし、多チャンネル化が進む中で、アース製薬はInstagram、Facebook、YouTube、ママ系外部メディアなどさまざまなメディアにコンテンツを展開していきました。

〈TikTokを中心にシェアされ大きな話題に〉

戦略的に投稿した、トイレ・洗面台用洗剤「バブルーン」を使用する動画がTikTokで大流行。「#バブルーン」の ハッシュタグが1億回以上の再生回数を記録しました。約1ヵ月間トレンドTop10にランクイン。 Twitter・YouTubeなどでも投稿が相次ぎ、 HIKAKIN氏など有名インフルエンサーも動画を投稿。店頭では一時品薄状態になり、売上は前年比6倍(2020年8~10月店頭売上)を叩き出しました。

SMMLab.「「#バブルーン」がTikTokで1億回再生し大ヒット!アース製薬が仕掛けるSNS販促戦略」,(参照 2022-04-14).

4. 「超快適マスク」ユニ・チャーム株式会社

https://www.youtube.com/watch?v=CduA0tRfvCI

ユニ・チャームは「超快適マスク」の広告にTVcmとYouTube動画広告を併用し、ブランドリフトと新規認知獲得の両面で成果。効果測定では、テレビで到達できないリーチをYouTubeで獲得できたことが可視化された。

施策ポイントや成果

〈縦動画を含む複数動画を作成〉

YouTubeでは最長6秒のスキップ不可能なバンパー広告を、「パッケージ訴求形」「風邪訴求形」など目的別に作成しました。さらに従来の横型動画に加え縦型動画を併用し、計8種類の動画でブランドリフト上昇を期待し広告を出稿しました。

〈ニーズに合わせた視聴者設定〉

時期ごとのシーケンスとして「ティザー期」「テレビCM期」「テレビCM終了後のリマインド期」を定義し、視聴者は「25〜44歳女性」「会社などで働く女性」「マスク需要層」といったニーズに合わせた設定を行いました。

TVより安価にリーチ拡大・マスクシェア1位に〉

テレビのみでは適切な視聴者に対して50.13% のリーチだったのに対し、YouTube動画広告と組み合わせることで62.47% へとリーチを拡大。特に25〜34歳の女性層へのリーチ単価はYouTubeの方がテレビよりも39%安価にリーチできることが判明しました。ユニ・チャームのマスクの市場シェアは過去10年で最高を記録し、マスク市場で No.1 のシェアを獲得(2018年1月~2019年4月)しました。

Think with Google.「テレビと YouTube のクロスメディアリーチの可視化:
ユニ・チャーム、ピザハット、JR東日本の事例を「X-media Unique Reach Report 」で分析する」,(参照 2022-04-14).

【不動産・建設業界】住宅やインテリアなどの成功事例

1.「THE ROOM TOUR」|株式会社ザルームツアー

株式会社ザルームツアーは家づくりに関するコンテンツを配信するSNSを跨いだメディア。実際に家を建てた方のルームツアー動画を公開。

施策ポイントや成果

〈複数の動画プラットフォームを連動〉

SNSメディアTHE ROOM TOURは、こだわりの一戸建てマイホームを持ちたい人をメインターゲットに据え、インスタグムを中心にルームツアー動画を配信しています。

Instagramの他にもYouTube、TikTokなどの動画プラットフォームと連動し効果的にコンテンツを発信することでSNS総フォロワー数43万人を突破しました(Instagram: 28.5万人、TikTok:10.2万人、YouTube:5万人)。

〈住宅会社向け広告掲載プランを開始〉

住宅会社の物件をInstagramに掲載したところ、2週間で平均3500万円の住宅が3件契約成立。
この実績をもとに、住宅会社向けにInstagram広告掲載プランを開始すると発表しています。

PR TIMES.「注文住宅業界で日本一のSNSフォロワー数を誇る「THE ROOM TOUR」が住宅会社向けInstagram広告掲載プランを開始」

2.「北欧、暮らしの道具店」|株式会社クラシコム

ECサイトで生活道具やファッション小物、洋服を販売。公式YouTubeアカウントではターゲットの30~40代女性に合わせた動画コンテンツを発信し、大きな支持を得る。

施策ポイントや成果

北欧、暮らしの道具店はYouTube上で「オリジナルドラマ」「ドキュメンタリー」「Vlog」などのカテゴリごとにシリーズを展開し、人気コンテンツとなっています。こういったシリーズ企画は他のチャンネルでも再生されやすいコンテンツで、ターゲット層である30〜40代の女性から人気があります。

また、シリーズ化により世界観が統一され企画のクオリティも安定。閲覧者は次のエピソードを見るためにチャンネル登録し、登録者には他シリーズの動画を訴求するというサイクルを生み出しています。

【旅行・サービス】交通や飲食などの成功事例

1. イタリア料理店「grigio e ago」

大阪の能勢町にある古民家を改装したイタリア料理店。お店の雰囲気やコンセプトを伝える2分程度のプロモーションビデオをYouTube上に公開。

施策ポイントや成果

イタリアンレストランのプロモーション動画です。店舗の外観、内観を紹介しながら、厨房の映像や調理過程の様子を反映し、提供される料理を美しい映像で視覚的に紹介しています。

静かでゆったりとした店舗の雰囲気を感じられ、YouTubeで1万回以上再生されるなど、ホームページや文章では伝えきれない情報を効果的に伝えることに成功しています。

2. 「BLUE SKY NEWSYouTubeチャンネルANA X株式会社

ANA X株式会社運営のYoutubeチャンネル 「BLUE SKY NEWS」 は、ブランディングなどを目的に運用。

施策ポイントや成果

〈社員を動画にキャスティング〉

インフルエンサーの起用はあまり行わず、 ANAグループに勤めるCAやパイロット、整備士 の方々を動画にキャスティング。 それぞれの部署の仕事紹介や、 始業から終業までの1日密着動画を発信しているほか、福井や鳥取などの地域の情報を客室乗務員がPRする動画で国内旅行への興味喚起を促しています。

〈登録者数増〉

チャンネル登録者数は12万人を突破。CA1日密着動画の視聴回数は580万回以上再生されています(2022年4月現在)。

〈社員のモチベーションUP・採用プラットフォームとしても〉

社員をキャスティングしたことで社員の主体性が向上。モチベーションがアップしたという声や、社員自ら出演希望する声も上がっています。
また、副次効果として採用プラットフォームとしての役割も。視聴者若年層の視聴が多く、検索ワードのデータから仕事内容を知る目的でも利用されています。

AnyMind.「AnyMind Groupが支援するANA公式YouTubeチャンネル「BLUE SKY NEWS」がチャンネル登録者数10万人を突破!」,  (参照 2022-04-14).

【教育・人材】大学や専門学校などの成功事例

1. 「エディター養成プログラム」|産業能率大学

産業能率大学は東京都世田谷区に本部を置く私立大学。公式YouTubeチャンネルでは大学や授業の紹介や学生インタビューなど、多くのを情報を発信。

施策ポイントや成果

産業能率大学アクティブラーニング型の授業を多く取り入れており、その様子を紹介する動画をYouTubeで発信しています。

元編集者から雑誌づくりのノウハウを学ぶ「エディター養成プログラム」の紹介動画では、単にプログラムの概要を解説するのではなく、実際に学生たちが試行錯誤しながら雑誌を作り上げていく姿に焦点を当てています。視聴者に学生の経験を追体験させることで、プログラムへの理解を深める効果があります。

2.「ユーキャン」|株式会社ユーキャン

ユーキャンは大手通信教育、出版企業。従来のTVcmではリーチできない層へ、認知拡大・行動喚起へのアプローチにデジタル動画広告を出稿。

施策ポイントや成果

ユーキャンは複数の動画をあらかじめ決めた順序で連続して届ける「動画広告シーケンス」を活用。見込み顧客グループごとに複数動画を用意し、第1動画で講座への認知を高め、第2~3動画と視聴を重ねることで視聴者の興味を喚起し、サイト訪問から申し込みへと行動を促しました。

結果、サイト訪問率が大幅に上昇。広告配信終了後も第1動画のみ視聴、第2動画も視聴、第3動画まで視聴の順に高いサイト訪問率を維持しました。

Think with Google.「動画広告のストーリー展開で新規顧客獲得へ:Campaign Manager で視聴効果を可視化、シナリオづくりに活かしたユーキャン」(参照 2022-04-14).

3.「チャレンジ1ねんせい」株式会社ベネッセコーポレーション

ベネッセはテレビ画面での YouTube広告(YouTubeコネクテッドテレビ広告)向けに実験的に広告配信を行なった。

施策ポイントや成果

〈ABCDフレームワークの活用〉

テレビでオンラインコンテンツを楽しむ人が増えたことを受け、ベネッセはテレビ画面での YouTube広告(YouTubeコネクテッドテレビ広告)配信を行いました。
TVcmを素材とし、配信向けにABCDフレームワークを適用して変更を加えた動画を作成しました。

・Attention:関心を引き込む
・Branding:ブランドを認知してもらう
・Connection:ブランドストーリーと視聴者の感情を結びつける
・Direction:望むアクションを明確に提示する

「TVcmより視認性を強化した動画」「逆L字型のバナーを追加してアクション提示を強化した動画」「冒頭にオファーを追加してAttentionを強化した動画」をそれぞれ配信しました。

〈ブランド認知向上〉

結果、コネクテッドテレビ広告において、「視認性を強化した動画」と「Attentionを強化した動画」にブランド認知の上昇が見られました。「逆L字型のバナーを追加した動画」に関してはコネクテッドテレビ広告だけでのアップリフトは見られませんでしたが、コネクテッドテレビ・PC・モバイル・タブレットの配信を統合した結果では最も高いアップリフトを記録しました。

Think with Google.「4 つのクリエイティブでコネクテッドテレビでの認知効果を検証——ベネッセと探る「ABCD フレームワーク」」,(参照 2022-04-14).

4. Manpower to you「残業中の田中部長」篇|マンパワーグループ株式会社

https://www.facebook.com/watch/?v=546296136439415

マンパワーグループは日本最初の人材派遣会社だが社名認知に課題も抱えていた。2021年、約10年ぶりに認知向上を目的に広告キャンペーンを実施、成功をおさめた。

施策ポイントや成果

〈インパクトとメジャー感を両立〉
マンパワーグループは業界の老舗として、質を重視した認知の獲得を目指していました。インパクトとメジャー感の両立を狙い、動画には遊び心のある話法に伝統的な歌い込みの手法を掛け合わせました。

〈地方支店と連携し媒体を選定〉
地方でも効果が見込めるよう地方支店と連携。YoutubeやYahoo!広告、SNSなど、大多数にリーチできる媒体を選定し、企業向けにもDOOHコミュニケーション(デジタルサイネージを活用した広告)を実施しました。

〈短期間で多くの視聴回数記録〉
1ヶ月弱という短い期間で、YouTubeの視聴回数:約1,900万回、タクシーアドの再生回数:約1,520万回を達成(キャンペーン時期:2021年9月6日〜9月末)。コーポレートサイトのトラフィックが約3倍増、指名検索数も倍増するなど大きな成果を上げました。

MarkeZine. 「動画広告で指名検索経由のCVを2倍に マンパワーグループが10年ぶりの認知獲得施策に込めたねらいとは」, (参照 2022-04-14).

【小売・ファッション業界】アパレルブランドなどの成功事例

1. 株式会社ANAP

◆ 株式会社ANAP
ファッションブランドを展開し幅広い女性から支持を受ける株式会社ANAP
認知拡大を目的に、ターゲット層が多いYouTubeにてインストリーム広告動画を運用

施策ポイントや成果

〈構成に工夫〉

YouTubeのインストリーム広告は動画の最初や最後、もしくは動画の途中で再生される広告のことで、5秒視聴すればスキップすることも可能です。そのためブランド名を冒頭に出すことで確実に見られるようにし、その後は商品がしっかり分かるようにしています。広告の形式に合った構成になるよう工夫されています。

〈幅広いコーディネートを訴求〉

商品点数が多いため、幅広いコーディネートも訴求ポイントとなります。画面の切り替え頻度を多くし、数秒毎に5〜6着ほどコーディネート例を出して効果的にアピールを図っています。

KAIZEN PLATFORM.「動画広告で指名検索は640%増加も。オンラインとオフラインの両立を目指す、ANAPの新戦略」 (参照 2022-04-14)

2. “I will what I want” |UNDER ARMOUR

アメリカのスポーツウェアブランドのアンダーアーマーの動画は、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで受賞するなど、世界中で話題に。

施策ポイントや成果

〈SNSのバッシングを逆手に〉

元々女性ターゲット層を勇気づけるというコンセプトの動画シリーズがあり、今作はその中の一本。今回アスリートではなくモデルを起用したということでSNS上で賛否両論の議論に発展しました。動画ではその実際のコメントが壁に表示される中、彼女がサンドバックを黙々と打つ姿が流れ、ブランドメッセージを強く印象付けました。

〈ブランディングに成功〉

再生回数は37万回以上を記録。カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(2015年)でサイバー部門のグランプリを始め、複数の賞を獲得するなどブランディングに大きく貢献しました。また、Webサイトへのアクセスは42%UP。売上も28%UPしました。

【製造業】自動車・精密機器メーカーの成功事例

1. 「トヨタイムズ」YouTubeチャンネルトヨタ自動車株式会社

トヨタイムズは2019年にスタートしたトヨタ自動車のオウンドメディア。TVCM・新聞・webサイト・SNS・YouTubeと様々なメディアを横断して展開。情報のハブとしてWebサイトと併用してYouTubeを活用。

施策ポイントや成果

社内外広報・広告・SNSの境をなくし、情報のハブとしてYouTubeチャンネルを開設。テレビCMと記事を連動した映像を配信。コンテンツは長尺取材映像や対談、社長スピーチなど。

テレビCMだけでは伝え切れないストーリーや記事だけでは知ることのできない臨場感を感じられるような動画を配信。同時に、マスメディアでリーチできない層へのリーチ・トヨタイムズの記事への誘導・チャンネル登録者の増加を目的にYouTube広告を運用、成果につなげている。

MarkeZine. 「“想いや体温”もさらけ出す――トヨタの本気のオウンドメディア「トヨタイムズ」のYouTube活用」 (参照 2022-04-14).

2. 「THE EPIC SPLIT(英雄的開脚)」|VOLVO TRUCKS

https://www.youtube.com/watch?v=M7FIvfx5J10

自動車メーカーVOLVOは、ボルボ・トラックの「THE EPIC SPLIT(英雄的開脚)」というウェブ動画を公開したところ話題を呼び、2014年のカンヌライオンズではフィルム部門グランプリを始め、数々の賞に輝いた。

施策ポイントや成果

〈操作の安定性を効果的に伝えるアクション〉

有名アクションスターがバック走行する2台のトラックの間で開脚を行うという衝撃的な映像は、トラックのハンドル操作の安定性を非常に効果的にアピールしました。ドラマ性を排除したこの動画は結果的にインパクトをストレートに視聴者へ伝えることに成功。公開からわずか5日間で再生回数2000万回を超え、その年最大のヒット作品となりました。

〈視聴者によるパロディが拡散を加速〉

動画を面白がった視聴者が、パロディを投稿するようになったことも拡散が加速した要因です。顔のアップから始まり、BGMと共にカメラが徐々に引いて、何かの上に乗りながら開脚するという動画が投稿されるようになりました。「真似したい」と思わせる動画を作ったことで、ボルボは自らの広告コミュニケーションを拡大させることに成功しました。

Forbes.「真似されたもん勝ち ボルボ・トラックの「開脚CM」拡散の秘密」(参照 2022-08-13).

3. 「GoPro」YouTubeチャンネルGo Pro

https://www.youtube.com/watch?v=jGmiYzCPnSE

Go Proは2002年に設立されたウェアラブルカメラメーカー。公式Youtubeチャンネルは訴求力の高いコンテンツを発信しブランディングに成功。

施策ポイントや成果

Go Proは公式YouTubeチャンネルで使い方をアウトドアを中心にしたPV制作・ブランディングを行い、視聴者に具体的な使用シーンを想起させることで売上につなげました。また、アウトドアに限定したことでクオリティにムラができにくく、安定した動画制作できるという利点も。

【IT・通信】WEB・クラウドサービスなどの成功事例

1.「SmartHR」|株式会社SmartHR

https://www.youtube.com/watch?v=aTuXlYR3njk

株式会社SmartHRでは、クラウド人事労務ソフトを提供。自社YouTubeチャンネルだけでなくサービスページや広告にも動画を活用

施策ポイントや成果

〈サービスページへの掲載〉

サービスページに動画を掲載する事で、ページを訪れた見込み顧客にプロダクトのデモや、どのような課題を解決できるのかといった情報を効果的に伝えています。

〈広告の使い分け〉

認知拡大にはYouTubeインストリーム広告を、購買刈り取りにはコンバージョン獲得に特化したYouTubeTrueViewアクション広告を使い分ける事で効果を上げています。

株式会社SmartHR 岡本 剛典.「急成長を続ける SmartHR が実践するBtoB SaaS マーケティング戦略」(参照 2022-04-14).

2.「freee会計」|freee株式会社

freee株式会社は主に法人向けにソフトウェアサービスを提供する企業。ユーザーに必要とされる情報を動画で発信するコンテンツマーケティングを実践している。

施策ポイントや成果

〈プレスリリースで解説動画を配信〉

マイナンバー管理のサービスをリリースする際「マイナンバーとは何なのか」を、顧客であるスモールビジネス経営者に向けわかりやすく解説した動画をプレスリリースにつけ発表。複数のニュースサイトに掲載され、一般のユーザーだけでなく衆議院議員もTwitterで紹介し大きな話題を呼び、認知拡大に貢献しました。

〈複数の媒体で発表〉

YouTubeにもアップして広く公開し、動画広告やFacebook広告の素材としても動画を利用。既存のユーザーにもメール配信などで動画の周知を行いました。有益な動画コンテンツの配信を続けた結果、BtoB商材にも関わらず公式Youtubeチャンネルでは2万人近い登録者数を獲得するに至っています。

MarkeZine.「「5行以上の文章は全て動画にしたい」freeeの“マジで価値ある”動画コンテンツマーケティングに迫る」(参照 2022-04-14).

3.「Eight」Sansan株式会社

「Eight」はSansan株式会社が提供する名刺アプリ。制作した動画が「スマートすぎる名刺交換」としてFacebookを中心に話題になり、認知獲得に成功。

施策ポイントや成果

〈インパクトを追求〉

様々な人数で予想外のフォーメーションで名刺交換が行われ、最後にスマートな名刺交換として「Eight」を使った交換が紹介される動画です。振付師を起用した複雑で緻密な動きがインパクトを生みました。スマートフォンなどの小さい端末でも見やすい演出で、音声を流さなくても面白さが伝わりやすいです。

〈認知拡大に貢献〉

Facebookを中心に話題になり、8,000人を超えるユーザーが友だちに動画をシェアすることで、わずか2日間で100万回以上の再生回数を記録。EightのFacebookページの投稿には1万以上のいいね!がつき、認知拡大に貢献しました。

ZDNet Japan.「2日間で再生回数100万回突破! 「スマートすぎる名刺交換」動画がFacebookで話題に。」 (参照 2022-04-14).

4. 動画社内報「エビちゃん」|株式会社エビリー

DX推進をサポートする株式会社エビリーでは、2021年7月から動画社内報「エビちゃん」を
本格的にスタート。社内エンゲージメント向上を狙う。

施策ポイントや成果

〈自発的な視聴を促すコンテンツ〉
自発的な視聴を得られる動画を分析し、自己紹介や部署間交流といった人間関係、TOPセールスマンのノウハウ公開などの動画コンテンツを提供しました。

〈フェーズごとの戦略立て〉
「認知期」「共感・行動期」「定着期」にフェーズ分けをし、例えば「共感・行動期」には動画をイベント化、再生回数に応じ景品を用意するなど戦略を立て、視聴を活性化させました。

〈エンゲージメントスコア上昇〉
「定着期」以降、再生回数がプロジェクト開始月と比較して700%UP。エンゲージメントスコアが130%UPしました。自己紹介動画やコメントのやり取りを通し、今まで話したことがない社員間の新たなコミュニケーションの形となりました。

日本の人事部. 「連載企画vol.5 動画社内報を成功に導く5つのポイント」, (参照 2022-04-14)

リクルート・採用動画の成功事例

1.「明光義塾」|株式会社明光ネットワークジャパン

https://www.facebook.com/watch/?v=653543808111259

個別指導の明光義塾は、大学生の減少と仕事の多様化による人材不足が課題だった
感動的なストーリーの講師募集動画を公開
幅広い視聴者から反響を呼び、社員の帰属意識も向上

施策ポイントや成果

募集を前面には出さず、動画の目的をあくまで塾講師のイメージアップという位置付けで制作。動画で興味を持たせ、募集はサイト上で行う形に。

ターゲットである大学生に向け、動画を全国約60の大学のデジタルサイネージ、YouTube広告に出稿。
実話であることと、冒頭シーンで興味を喚起。講師募集とは最後まで出さず視聴を継続させた結果、ターゲットである大学生の他にも生徒や保護者からも「講師になりたい」「こんな塾に通わせたい」との声があがるなど幅広い視聴者から反響を呼びました。

また、現場の講師も感情移入して視聴。「帰属意識が上がった」「モチベーションがアップした」「仕事に誇りが持てた」という声が多く上がり、やりがいを再確認する機会になりました。

MovieTIMES. 「【インタビュー】「泣ける!」と話題の明光義塾の動画が社内にもたらした意外な効果とは?」, (参照 2022-04-14).

2. 新卒向けの社員インタビュー|八幡自動車商会

https://www.youtube.com/watch?v=sN9a8TGBmRo

山形の軽未使用車販売、車検を専門とする八幡自動車商会の採用動画。日本で初めてランボルギーニを車検した職人さんへのインタビューを通じて仕事への熱意やこだわりを伝える。

施策ポイントや成果

風景や社内の映像を交え臨場感を出す

職場の雰囲気だけでなく工場周辺の風景などを映すことにより、飽きさせない構成になるほか、働く環境も読み取れるため、応募者にとって参考になります。インタビュー動画ではありますが、社員は作業をしながら話す形をとっているため、職場の様子をそのまま視聴者に届けることができています。

〈社員ごとに動画を分ける〉

Vol.01「日本で初めてランボルギー二を車検した職人」 Vol.02 「海を渡る希望」 Vol.03「受け継がれる意志」と、動画を1本にまとめるのではなく別にすることによって、一つ一つの動画でテーマが絞られ、より強いメッセージを届けることができています。

3.「絶対に本音で話さざるを得ない説明会」|株式会社博報堂DYホールディングス

博報堂DYホールディングスでは自社説明会内で、特別企画を開催。社員が仕事からプライベートまで、自ずと「正直」になってしまう仕掛けを作り、その様子を収めた動画を自社HPで公開。社員の様子を参加学生に理解してもらうことを目指した。

施策ポイントや成果

〈「本音を知りたい」という就活生のニーズに合わせる〉

「社員の人柄」を見る学生は多く、説明会でうまくそれが伝わらないと応募者が減ったり、採用時のミスマッチが起こり得ます。博報堂は「社員の本音を知りたい」という就活生のニーズに合わせ、説明会に社員の家族や同僚を呼ぶなど、社員が本音で話さざるを得ない状況を作り、その様子を収めた動画を自社HPに掲載しました。

〈学生から好評〉

就活生からは「リアルな感じがいい。博報堂の“本音”を聞けた気がする」「企業のことを、身近に感じた」「こんな説明会は初めてだったし、すごく記憶に残る。さらに入社したくなった」との声が上がりました。

博報堂. 「就職活動学生向けに開催した「絶対に本音で話さざるを得ない会社説明会」の様子をレポートします!」, (参照 2022-08-13).

高品質な映像制作は「株式会社キャリアーク」にお任せください。

弊社では動画企画や構成から、撮影や編集まで社内ディレクターが一括して対応いたします。

また補助金や助成金を活用したご提案も可能ですので、コストを抑えつつハイクオリティな映像制作をいたします。

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この記事を書いた人

株式会社CAREARCのクリエーターズチームが執筆しています。WEB制作や動画制作時に役立つ情報を中心に発信しています。

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