IT導入補助金でSquare(スクエア)を導入する方法!申請枠や補助額など解説

Square導入のIT導入補助金の活用方法

Squareを導入したいけどIT導入補助金は活用できる?

Square導入に実費でいくらかかる?

IT導入補助金を活用してSquareを導入したい方も多いでしょう。

しかし、実際どのくらい補助してもらえるのか気になるところです。

本記事では、Square導入にあたってIT導入補助金を活用した際、いくら補助してもらえるのか?どのように申請すればいいのか?など徹底解説します。

また、具体的な申請枠や申請手順、注意点についてもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

Squareは、「通常枠・インボイス対応類型」どちらでも申請可能。
結論、インボイス対応類型での申請がおすすめです。

インボイス対応類型は、通常枠と比べて補助率が高く、
タブレットなどのハードウェアも対象となります。

2024のインボイス対応類型は約94%で、
最大350万円の補助を受けられます。

Square(スクエア)とは?機能や特徴、料金プランを紹介

Squareとは

まは、Squareのサービス内容についてみていきましょう。

すでに機能や特徴などを把握している方は、申請枠の見出しからチェックしてください。

こちら:Square導入はIT導入補助金のインボイス対応類型で申請!

Squareの機能や特徴、導入メリットを紹介

Squareは、スマートフォンやタブレットで簡単に決済ができるビジネス向けの決済サービスです。

主な特徴として、モバイル決済やPOSシステム、在庫・顧客管理、オンライン決済対応があり、ビジネスの効率化をサポート。

導入のメリットは、初期費用を抑えつつ、多機能で柔軟な料金体系を持つ点です。

小規模店舗から大規模事業まで幅広く利用でき、手軽にキャッシュレス決済の導入が可能です。

Squareの主な機能は以下のとおりです。具体的な機能に関しては公式HPを確認してください

モバイル決済スマートフォンやタブレットでのカード決済対応
POSシステム在庫・売上管理、顧客管理が可能
オンライン決済Eコマースや請求書決済への対応
レポート・分析機能売上データをリアルタイムで可視化
スタッフ管理シフトやアクセス権限の管理が可能
顧客管理購入履歴を管理し、マーケティングに活用
請求書機能オンラインで簡単に請求書発行

Squareは、決済から在庫・顧客・スタッフ管理まで、多機能なビジネスサポートを一つのプラットフォームで提供。

これらの機能により、ビジネス運営の効率を高め、売上拡大に役立つ強力なツールとなっています。

Squareの料金プラン

Squareの料金プランは以下のとおりです。

・フリー:決済手数料のみ
・プラス:3,000〜13,000円/月+決済手数料
・プレミアム:カスタム対応(Square予約は8,000円/月)+決済手数料

決済手数料は支払い方法によって異なり、おおよそ3.25〜3.75%となります。 

その他、決済端末の費用が発生します。以下、一部を紹介。

・Square リーダー:4,980円
・Square スタンド:29,980円
・Square ターミナル:39,980円
・Square レジスター:84,980円

Square導入はIT導入補助金のインボイス対応類型で申請!

Square導入のIT導入補助金の申請枠

Square導入時には、IT導入補助金の「通常枠」「インボイス対応類型」で申請できます。

結論からいうと、補助率や対象経費、採択率、賃上げ目標の有無の観点からインボイス対応類型での申請がおすすめです。

インボイス対応類型で申請すれば、パソコンやタブレット、POSレジ、発券機などのハードウェアも申請でき、最大10〜20万円の補助をしてもらえます。

それぞれの補助率や補助額、対象経費に関しては以下のとおりです。

項目インボイス対応類型
補助額・補助率会計・受発注・決済ソフト【小規模事業者】
・50万円以下:4/5・50〜350万円以下:2/3
【中小企業者】
・50万円以下:3/4
・50〜350万円以下:2/3
※50万円以下は1、50〜350万円は2機能以上を有するのが必須
PCやタブレット・10万円以下:1/2
POSレジや券売機・20万円以下:1/2
Square関連の対象経費・ソフトウェア・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費・ハードウェア

インボイス対応類型で申請する際、補助額50万円以下の場合は、「会計・受発注・決済ソフト」のうち1つ以上、補助額50万円以上の場合は2つ以上が必須です。

Squareの各プランの該当要件は以下のとおり。

プランITツールプロセスインボイス枠該当要件
Square
レストランPOSレジ プラス
・決済、債権債務、資金回収
・総務、人事、給与、労務、教育訓練、法務、情システム
・業種固有プロセス
決済
Square
リテールPOSレジ プラス
・顧客対応、販売支援
・決済、債権債務、資金回収
・供給、在庫、物流
受発注・決済
Square
予約 プラス
・顧客対応、販売支援
・決済、債権債務、資金回収
決済
Square
予約 プレミアム
・顧客対応、販売支援
・決済、債権債務、資金回収
決済

※フリーは無料、レストランPOSレジ・Square リテールPOSレジのプレミアムはカスタム対応のため省いています。

IT導入補助金を活用してSquareを導入した際のシミュレーション

Square導入のIT導入補助金のシミュレーション

Squareを導入する際のシミュレーションを紹介します。

補助額がいくらで、実費はどのくらいになるのか参考にしてください。

中小企業:インボイス対応類型(受発注、決済の2機能を有する)

項目金額
Square リテールPOSレジ プラス144,000円/2年間
導入サポート500,000円
保守サポート600,000円(5万円x12か月)
Square レジスター84,980円
ソフトウェアや導入関連費の補助額884,888円
Square レジスターの補助額42,490円
合計の申請額1,328,980円
合計の補助額927,378円
実費401,602円

小規模事業者:インボイス対応類型(決済の1機能を有する)

項目金額
Square 予約 プラス72,000円/2年間
導入サポート500,000円
保守サポート360,000円(3万円x12か月)
タブレット150,000円
ソフトウェアや導入関連費の補助額500,000円
タブレットの補助額75,000円
合計の申請額1,082,000円
合計の補助額575,000円
実費507,000円

IT導入補助金を活用してSquareを導入する際の申請手順

Square導入のIT導入補助金の申請手順
STEP
SquareのプランやITツールとIT導入支援事業者の選定

Squareが認定するIT導入支援事業者を選び、インボイス対応を含む支援内容が補助要件を満たすか確認しましょう。

STEP
「gBizIDプライム」アカウントの取得

IT導入補助金の申請には「gBizIDプライム」が必要で、取得に1〜2週間以上かかるため、早めの取得がおすすめです。

STEP
「SECURITY ACTION」の宣言

情報セキュリティ対策として「SECURITY ACTION」の一つ星または二つ星の宣言が必要で、Square導入後のセキュリティを強化するためにも早めに申請しましょう。

STEP
みらデジ経営チェックの実施

デジタル化状況を自己診断する「みらデジ経営チェック」を実施し、Square導入による効率化が経営計画にどう反映されるかを明確にするために必要です。

STEP
交付申請

IT導入支援事業者と共同でSquareの交付申請を行い、インボイス対応要件に沿った書類や情報を正確に準備しましょう。

STEP
交付決定

交付決定通知が届いた後にSquare導入を進められます。決定前に発注や支払いをすると補助対象外になるため、必ず交付決定を待ちましょう。

STEP
ITツールの発注・契約・支払い

交付決定後にSquareの発注・契約・支払いを行い、証憑を保管し、補助金要件に従って支払いしてください。

STEP
事業実績報告

Squareの導入完了後、経費明細や導入効果の実績報告を行い、インボイス対応の具体的な効果を含めた報告書を期日までに提出。

STEP
補助金交付手続きと事業実施効果報告

補助金交付後にSquare導入の効果を記載した「事業実施効果報告」を行い、適切な最終報告を行うことで補助金返還のリスクを避けましょう。

Squareをインボイス対応で活用する際は、インボイス要件とSquareの機能が一致するかを事前に確認し、必要な手続きや報告を忘れずに進めることが大切です。

IT導入補助金を活用してSquareを導入する際の注意点

Square導入のIT導入補助金の注意点

IT導入補助金を活用したSquare導入を進める際の注意点を以下にまとめました。

・補助金申請前の発注や支払いは不可
・事業実績報告の準備
・補助金返還リスク

IT導入補助金では、交付決定通知を受け取る前にSquareなどの発注・契約・支払いを行うと、補助金の対象外となり補助金を受け取ることができなくなります

ITツール導入後、補助金を受け取るためには事業実績報告が必要です。導入にかかった経費明細、導入による効果、インボイス対応がどのように実現されたかを示すデータが求められます。領収書や契約書のコピーなどの証憑類も添付が必要です。

また、補助金を活用して導入したITツールを1年以内に解約したり、補助金の要件を満たさなかったりした場合、補助金の返還が求められることがあります。導入後も1年以上は使用を継続し、導入効果やインボイス対応状況を維持することが重要です。

その他、申請するにあたって気になる点などがあれば、依頼する支援事業者に確認するようにしましょう。

Square以外でIT導入補助金を活用できるPOSレジや決済端末

Square以外でIT導入補助金を活用できるPOSレジや決済端末

Square以外にも以下のようなサービスがあります。

それぞれの特徴についてまとめているため、参考にしてください。

スマレジクラウド型POSシステムで、飲食店や小売店向けにカスタマイズ可能。多機能プランなら、補助金で導入費用が大幅に削減できます。
エアレジリクルートが提供するPOSシステムで、特に飲食店や小売店での利用に適しています。顧客管理や売上分析機能もあり、クラウドでデータを一元管理できるのが特徴。
ユビレジiPadを活用したPOSシステムで、カフェやレストラン、アパレルなどの業種で多く利用。在庫管理や販売分析、勤怠管理も可能で、店舗運営の効率化が図れます。
ブレインレジブレイン株式会社の提供するPOSシステムで、レジ操作の簡便さと高機能性が特徴。業種に応じたカスタマイズができ、飲食や小売などに対応しています。
スマートレジNTTデータが提供するクラウド型POSで、POSとデジタルサイネージを組み合わせた利用が可能。売上分析機能があり、集客支援やマーケティング施策に活用できます。
ビジコムPOSレジ「BCPOS」小売・飲食などで利用され、販売・在庫・顧客管理が可能。キャッシュレス決済機能も搭載し、幅広いビジネスに適しています。
セミセルフ対応POSレジ「ハヤレジ」医療機関やクリニック向けのPOSレジで、電子カルテと連携できるため、医療業務における決済の効率化に役立ちます​。

まとめ

本記事では、Square(スクエア)導入に活用できるIT導入補助金についてまとめました。

Squareを導入する際は、IT導入補助金の「インボイス対応類型」での申請がおすすめです。

補助率や採択率も高く、パソコンやタブレットなども補助金対象となります。

「Square リテールPOSレジ プラス」での申請を検討している方は、最大350万円の補助を受けられます。

また、Squareのその他プランについても、「会計・受発注」機能を有しているITツールとの導入をする場合も最大350万円の補助金を受け取ることが可能です。

株式会社CAREARCでは、IT導入補助金を活用したSquareの導入もサポートしております。

Squareとあわせて、会計ソフト(マネーフォワードやfreeeなど)の導入を検討している場合も導入実績が豊富なため、丁寧な申請サポートが可能です。

さまざまなITツールに対応しているため、Square以外にも気になっているサービスがあればお気軽にお問い合わせください。

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