IT導入補助金でkintone導入費はいくら補助される?
kintoneを導入する際のIT導入補助金の申請方法は?
IT導入補助金を活用してkintoneの導入を検討している企業も多いでしょう。
しかし、申請枠や補助額、申請手順がわからないケースは多々あります。
本記事では、IT導入補助金を活用してkintoneを導入する方法について徹底解説。
申請枠や補助額、導入までの流れを詳しく説明します。
ぜひ参考にして、お得にkintoneの導入を進めましょう。
・kintoneはIT導入補助金の通常枠で申請可能
・補助率は1/2
・ハードウエアの申請は不可
kintone(キントーン)とは?特徴や機能、料金プランなど紹介

まずkintoneとはどのようなサービスなのか見ていきましょう。
すでにkintoneについて理解している方は、次章からチェックしてください。
kintoneの特徴や機能とは
Kintoneは、ノーコードで簡単に業務アプリを作成できるクラウド型プラットフォームです。
リアルタイムでデータ共有が可能で、他のツールとも連携し、外出先でもスマホなどからアクセスできます。
柔軟なカスタマイズとワークフロー機能を備え、レポート作成やデータ管理が効率的に行えるのが特徴です。
セキュリティも強化されており、業務に応じたアクセス権限の設定が可能。顧客管理やプロジェクト管理など、さまざまな業務の効率化を実現できます。
機能とそれぞれの特徴は以下の通りです。
アプリ作成 | ドラッグ&ドロップで簡単に業務アプリを作成 |
---|---|
データベース管理 | データを一元管理し、フィルタやソート機能で検索が容易 |
チャット機能 | アプリ内でコメントを共有し、データに関するディスカッションが可能 |
レポート・グラフ作成 | 蓄積データからレポートやグラフを自動生成し、リアルタイムで分析 |
権限設定 | アプリやデータごとにアクセス権限を細かく設定可能 |
プラグインとカスタマイズ | プラグインやAPIで機能拡張が可能 |
スケジュール管理 | チームのスケジュール共有とタスク進捗の視覚化 |
通知機能 | 条件に基づくリアルタイム通知で業務の進捗を把握 |
ワークフロー機能 | 申請・承認フローをカスタマイズして業務効率化 |
モバイル対応 | スマートフォンやタブレットで外出先からもアクセス可能 |
多様な連携機能 | Google WorkspaceやMicrosoft 365などの他ツールと連携可能 |
kintoneの導入費用
kintoneは、以下3つのプランから選べます。
ライトコース | 月額1,000円/1ユーザー |
---|---|
スタンダードコース | 月額1,800円/1ユーザー |
ワイドコース | 月額3,000円/1ユーザー |
大きな違いは、主に利用できる機能の範囲と対応できるデータ容量やユーザー数です。
ライトコースは、基本的なアプリ作成やデータ管理機能を提供し、カスタマイズや外部ツール連携は限定的です。
スタンダードコースは、ライトコースの機能に加えて、ワークフローや詳細な権限管理、外部連携が強化され、より多くのユーザーやデータを扱えます。
ワイドコースは、専用サーバーや大容量ストレージ、高度なカスタマイズ機能が利用可能。大企業や高いセキュリティを必要とする企業向けです。
kintoneの導入メリット
kintoneを導入するメリットは主に以下が挙げられます。
・業務効率化と柔軟なカスタマイズ
・リアルタイムでのデータ共有と可視化
・高いセキュリティと権限管理
・どこでも使える便利さと柔軟な拡張性
メリット①業務効率化と柔軟なカスタマイズ
kintoneは、ノーコード・ローコードで簡単に作成できる情報共有アプリのため、業務フローの自動化が進み、手作業を大幅に削減できます。
また、業務内容に応じた柔軟なカスタマイズが可能です。
メリット②リアルタイムでのデータ共有と可視化
kintoneは、メンバーがリアルタイムにアクセスできるため、最新の情報を確認できます。
データを自動でグラフやレポート化して進捗や成果を即座に把握できるため、迅速な意思決定ができます。
メリット③高いセキュリティと権限管理
kintoneは、権限管理やアクセス制限が細かく設定でき、データの保護対策が充実しています。
機密性の高い情報でも安心して管理・共有ができます。
メリット④どこでも使える便利さと柔軟な拡張性
kintoneは、クラウド上で利用できるため、どこからでもデータにアクセスでき、リモートワークや外出先でも仕事が進められます。
また、企業規模が大きくなっても、ユーザー数やデータ量を簡単に増やせるので、柔軟に対応可能です。
kintoneが対象となるIT導入補助金の枠は「通常枠」

kintoneを導入する場合は「通常枠」での申請となります。
通常枠は、以下1種類以上の業務プロセスを保有するソフトウェアの申請が必須です(汎用プロセスのみは不可)。
・顧客対応・販売支援
・決済・債権債務・資金回収管理
・供給・在庫・物流
・会計・財務・経営
・総務・人事・給与・労務・教育訓練・法務・情報システム
・その他業務固有のプロセス
・汎用・自動化・分析ツール
kintoneは、上記のうち次が含まれています。
・顧客対応、販売支援
・供給、在庫、物流
・総務、人事、給与、労務、教育訓練、法務、情システム
通常枠は、A・B類型に分かれていますが、 kintonのみの導入の場合は、A類型に該当します。
そのため、最大補助額は150万円です。
ただし、kintoneとあわせてGoogle WorkspaceやMicrosoft 365などを導入すれば、プロセスが4つ以上になるため、最大450万円の補助を受けられます。
項目 | 通常枠A類型 | 通常枠B類型 |
---|---|---|
補助率 | 1/2 | |
補助額 | 5~150万円未満 | 150~450万円以下 |
導入ソフトウェア数 | 1つ以上 | 4つ以上 |
賃上げ目標 | 加点 | 必須 |
kintoneの対象経費 | ・ソフトウェア ・オプション 機能拡張やデータ連携ツールなど ・導入関連費 導入設定や保守サポートなど |

kintone(キントーン)導入時にIT導入補助金を活用するメリット

IT導入補助金を活用することで導入費用を削減することができます。
kintoneの各プランの補助額は以下となります。
補助率は1/2で、実施に申請する際は、導入・保守サポート費用などもかかりますが、これらも補助対象です。
項目 | 金額 |
---|---|
kintoneライトコース | 24,000円/2年間 |
申請額 | 12,000円 |
補助額 | 12,000円 |
また、その他ITツールの導入を検討している方は、通常枠での申請ができれば対象となります。
例えば、Google Workspaceを入れた際も補助されるため、導入したいサービスがあればセットで申請しましょう。

IT導入補助金を活用してkintone(キントーン)を導入する際のポイントや注意点

kintoneを導入する際の注意点や押さえておきたいポイントを以下に紹介します。
注意点1.フルカスタマイズでの構築は対象外
kintoneを自社に合わせてフルカスタマイズする場合は、IT導入補助金の対象外となります。
IT導入補助金を活用して導入したい場合は、基本的にkintoneのパッケージをベースに、軽くカスタマイズする程度にしましょう。
軽いカスタマイズであれば、補助金の対象となります。
注意点2.採択を受けてから構築しなければいけない
採択を受けてからkintone導入・構築を進めましょう。
交付前に支払った費用は補助の対象外となります。
また、申請してから交付されるまで約1ヶ月ほどかかります。
そのため、急ぎでkintone導入をしたい方にはおすすめできないため、余裕を持って進めることが重要です。
注意点3.通常枠の申請スケジュールを確認する
先述した通り、kintoneの申請は「通常枠」です。
IT導入補助金は、申請枠によってスケジュールが異なります。
そのため、kintoneの導入を検討している方は、通常枠のスケジュールを確認し、期限を過ぎないように申請しましょう。
もちろん、申請自体は何度でも可能ですが、申請チャンスを1度逃してしまうことになるため、注意してください。

IT導入補助金を活用してkintone(キントーン)を導入する際の流れ

kintoneを申請する際の手順は上記のとおりです。
gBizIDアカウントは、IT導入補助金にかかわらず、補助金申請に必要になるケースも多く、取得まで期間もかかるため申請しておきましょう。
また、交付前にkintoneを導入してしまうと補助金対象外になるため、注意してください。
CAREARCでは、kintoneの申請サポートを行なっており、200社以上の申請実績もあるため、お気軽にご相談ください。

kintone(キントーン)を導入する際に活用できる補助金一覧
kintone導入にあたって、IT導入補助金以外で活用できる補助金を以下にまとめました。
さまざまな補助金がありますが、補助率や補助額、対象範囲と条件の柔軟さなどを鑑みても、本記事で紹介しているIT導入補助金がおすすめです。
kintone導入に活用できる補助金 | 特徴 |
---|---|
ものづくり補助金 | 生産性向上を目的としたツールや設備の導入を支援。Kintoneによる業務効率化を通じた新製品開発や工程改善に活用できます。 |
事業再構築補助金 | 事業の再構築や新規事業の立ち上げを支援。Kintoneを活用した業務変革や新規分野のデジタル基盤構築が対象。 |
DX補助金 | DX推進を目的とする補助金で、主に中小企業が対象。自治体ごとに条件が異なる場合があり、Kintoneのデジタル基盤構築に利用可能。 |
小規模事業者持続化補助金 | 小規模事業者向けに業務改善や販売促進を支援。Kintoneの導入で業務効率化を図りたい場合に活用できる可能性あり。 |
地域特化型補助金 | 地域や自治体によるデジタル推進補助金。自治体によって条件が異なり、地域の商工会や経済産業部門を通じて確認が必要です。 |
まとめ:kintoneの導入支援はCAREARCへお任せ!
本記事では、IT導入補助金を活用してkintoneを導入する方法や補助額などをまとめました。
kintoneは通常枠での申請が可能で、最大150万円の補助を受けられます。
その他ITツールの導入を検討し、必要プロセスが4つ以上での申請であれば最大補助額450万円です。
申請には支援事業者への依頼が必須で、実績豊富な事業者への依頼がおすすめ。
株式会社CAREARCでは、100社以上の実績があり、kintoneをはじめ様々なITツールに対応しています。
申請方法や具体的なスケジュール、内容、他にも導入を検討しているサービスなどあればお気軽にご相談ください。
その他IT導入補助金を活用できる勤怠管理システム↓
