IT導入補助金でHubSpotの費用をどのくらい補助してもらえる?
HubSpotの申請事例を見てみたい
HubSpot導入には、高額な費用がかかるため、IT導入補助金を活用したい企業も多いでしょう。
導入プランにもよりますが、年間100万円以上かかるケースも少なくありません。
本記事では、IT導入補助金を活用してHubSpotを導入する方法について徹底解説します。
具体的にいくら補助されるのかのシミュレーションや対象申請枠なども紹介しているため、ぜひ参考にし、お得にHubSpotを導入しましょう。
HubSpot導入はIT導入補助金2025の通常枠!補助額のシミュレーションも紹介

HubSpotはIT導入補助金の通常枠で申請できます。
ここでは、補助額や対象経費、具体的な料金シミュレーションをまとめているためぜひ参考にしてください。
対象者に関しては「小規模事業者と中小企業」の方です。
業界ごとに資本金や従業員数などで分類されます。
ざっくり以下のとおりです。
小規模事業者
・従業員数:5人以下 or 20人以下
中小企業
・資本金:5,000万〜3億円
・従業員数:100人以下〜900人以下

通常枠の補助額やHubSpotの対象経費
通常枠は、補助率は50〜66%で、最大補助額は450万円です。
また、プロセス数によってA・B類型に分かれ、補助額が異なります。
具体的には、以下のとおりです。
項目 | 通常枠A類型 | 通常枠B類型 |
---|---|---|
補助率 | 1/2〜2/3 | |
補助額 | 5~150万円未満 | 150~450万円以下 |
必要プロセス | 1つ以上 | 4つ以上 |
HubSpotは、顧客対応・販売支援に該当します。
業務プロセス
① 顧客対応・販売支援
② 決済・債権債務・資金回収管理
③ 供給・在庫・物流
④ 会計・財務・経営
⑤ 総務・人事・給与・労務・教育訓練・法務・情報システム
⑥ その他業務固有のプロセス
⑦ 汎用・自動化・分析ツール
通常枠でHubSpotを導入する際の料金シミュレーション
HubSpotを導入する際のシミュレーションを3つ紹介します。
補助率は1/2で、導入・保守サポートに関しても補助されます。
必要プロセスが1つのため、A類型で補助額は150万円
項目 | 金額 |
---|---|
Marketing Hub Professional | 2,304,000円/2年間 |
導入サポート | 500,000円 |
保守サポート | 600,000円(5万円x12か月) |
合計の申請額 | 3,404,000円 |
合計の補助額 | 1,500,000円 |
実費 | 1,904,000円 |

IT導入補助金2025を活用してHubSpotを導入する際の手順を紹介

IT導入補助金を活用してHubSpotを導入する際の手順は以下のとおりです。
HubSpotの各種機能(Marketing Hub、Sales Hub、Service Hubなど)から、自社の業務プロセスに適したツールを選定。IT導入支援事業者と連携し、導入計画を策定します。
HubSpotはIT導入補助金の対象となるCRMシステムです。 IT導入支援事業者として登録されているHubSpotの販売代理店やパートナー企業を選定し、相談してください。
IT導入補助金の申請には「gBizIDプライム」の取得が必要です。
gBizIDの公式サイトから申請を行い、IDとパスワードを取得してください。取得には約2週間かかる場合があります。
情報セキュリティ対策の自己宣言である「SECURITY ACTION」を行います。
公式サイトで「★一つ星」または「★★二つ星」の宣言を行い、IDを取得してください。
必要書類を揃え、IT導入補助金の交付申請を行います。申請内容が審査され、採択結果が通知されます。
交付決定後、IT導入支援事業者と契約を締結し、HubSpotの導入を進めます。
導入完了後、事業実績報告を行います。報告内容が確認され、問題がなければ補助金が交付されます。
以上の手順を踏むことで、IT導入補助金を活用してHubSpotを導入することが可能です。
不明点やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。
HubSpotとは?機能や料金プランなど紹介

HubSpotとは何か?機能や特徴、料金プランを紹介します。
HubSpotの機能や特徴
HubSpotは、企業のマーケティング、営業、カスタマーサービスを統合的に支援するクラウド型プラットフォームです。
主な機能は次のとおりです。
Marketing Hub
Marketing Hubは、マーケティング活動の自動化と最適化を支援するツールです。
Eメールマーケティング、ランディングページ作成、ソーシャルメディア管理、SEO最適化、リード育成など、多彩な機能を備えています。
見込み客の獲得から顧客化までのプロセスを効率的に管理できます。
Sales Hub
Sales Hubは、営業活動の効率化と成約率の向上を目的としたツールです。
営業パイプラインの可視化、Eメールの追跡、スケジュール管理、見積もり作成、商談管理などの機能が備わっており、生産性向上をサポートしています。
Service Hub
Service Hubは、顧客サポートとサービスの品質向上を支援するツールです。
チケットシステム、ナレッジベース、ライブチャット、フィードバック収集などの機能を通じて、顧客からの問い合わせ対応を効率化し、顧客満足度の向上をサポートします。
CMS Hub
CMS Hubは、ウェブサイトの構築と管理を容易にするコンテンツ管理システムです。
ドラッグ&ドロップのエディター、SEO最適化、パーソナライズ機能、セキュリティ対策などを備え、マーケティング担当者や開発者が協力して高品質なウェブサイトを作成できます。
Operations Hub
Operations Hubは、データの統合と業務プロセスの自動化を支援するツールです。
データのクレンジング、ワークフローの自動化、カスタムプロパティの同期などの機能を提供し、各部門間のデータ連携を円滑にし、業務効率を向上させます。
HubSpotの料金プラン
一部、有料プランを紹介します。
自社に必要な機能を備えたプランを選びましょう。
Marketing Hub | ・Marketing Hub Professional:96,000円/月 ・Marketing Hub Enterprise:432,000円/月 |
---|---|
Sales Hub・Service Hub | ・Starter:2,400円/月 ・Professional:12,000円/月 ・Enterprise:18,000円/月 |
Operations Hub | ・Starter:2,400円~/月 ・Professional:96,000円~/月 ・Enterprise:240,000円~/月 |
HubSpotの導入メリット
HubSpotを導入することで、マーケティング、営業、カスタマーサービスの顧客データを一元管理し、部門間の連携を強化できます。
業務プロセスの自動化により効率化が図れるほか、パーソナライズされた顧客対応で顧客満足度を向上。
さらに、データ分析機能を活用して戦略的な意思決定をサポートし、企業の成長に合わせた柔軟な拡張性を持つ点も大きなメリットです。
IT導入補助金2025を活用できるHubSpot以外のCRM・SFAツール

HubSpot以外の代表的なCRM・SFAを紹介します。
Zoho
Zoho CRMは、顧客情報の管理、営業プロセスの自動化、レポート作成、AIによる将来予測など、多彩な機能を備えた顧客関係管理(CRM)システムです。
Zohoは多機能かつカスタマイズ性が高く、コストを抑えたい中小企業や細かい業務要件がある企業に向いています。
Salesforce
Salesforce(SFA)は、営業活動を効率化・最適化する営業支援システムです。
顧客情報や商談進捗の管理、営業プロセスの可視化、予測分析などを通じて、営業チームの生産性向上と売上拡大をサポート。
Salesforceは高いカスタマイズ性と機能の柔軟性が特徴で、大規模かつ複雑な業務要件に適しています。

まとめ
HubSpotの導入費用を補助できるIT導入補助金についてまとめました。
HubSpotは通常枠で申請でき、補助率は1/2〜2/3。
HubSpotのみの導入であれば最大150万円、他のITツールを検討しプロセスが4つ以上の場合は450万円補助されます。
また、HubSpotの費用のみならず、導入サポートや保守管理サポートも補助対象。
(株)CAREARCでは、HubSpotはもちろん、会計ソフトや決済ソフトなど数あるツールに対応しています。
ITツールの選定、申請内容の相談、申請、その後のサポートを一括して引き受けます。
申請実績や導入事例も豊富なため、IT導入補助金を検討している方はお気軽にご相談ください。