Zoho導入に活用できる申請枠は?
IT導入補助金でZoho費用はいくら補助される?
CRMのなかでもZohoを検討し、導入時にIT導入補助金を活用したいと考えている方も多いでしょう。
本記事では、Zohoを導入するためのIT導入補助金活用方法を解説します。
対象となる申請枠や補助率・補助額、料金シミュレーションなど紹介。
申請手順や注意点などもまとめているため、参考にしてください。
Zoho導入はIT導入補助金2025の通常枠・インボイス対応類型で申請できる

Zohoは通常枠・インボイス対応類型で申請できます。
導入サービスによって申請枠は異なります。
また、Zoho OneやZoho Booksなどに関しては、どちらでも申請可能。
申請枠を選べる場合は、インボイス対応類型がおすすめです。
それぞれ詳細についてまとめているため、参考にしてください。
通常枠でZohoを導入する際の補助額や対象経費

導入するZohoのサービスによってプロセスは異なりますが、通常枠での申請が可能です。
通常枠は補助率が50〜66%で、パソコンなどは対象外となります。
Zoho以外のツールに関しても、上記プロセスを有していれば合わせて申請可能。
また、プロセス数によってA類型・B類型に分かれており、最大補助額も異なります。
インボイス対応類型でZohoを導入する際の補助額や対象経費

導入を検討しているZohoが、「会計・受発注・決済」機能を有していれば、インボイス対応類型で申請できます。
Zoho OneやZoho Books、Zoho CRM(一部プラン)などはインボイス枠での申請が可能。
通常枠よりもインボイス対応類型の方が、補助率・採択率も高く、対象経費の幅も広い(PCやタブレットも対象)ためおすすめです。
また、Zohoの研修マニュアルやサポート費用についても補助対象となります。そのため、初めて使い方でも安心かつコストを抑えながら始められるのが特徴です。

IT導入補助金2025のZoho申請スケジュール。通常枠・インボイス枠

Zohoの申請は、通常枠、インボイス枠 対応類型の2つで、2025年度の申請スケジュールを紹介します。
申請枠によって、期限や実施回数が異なるため、事前に確認しておきましょう。
2025年度の第1次申請受付は2025年3月31日からスタートしています。
1次締切分 | 締切日 | 2025年5月12日(月)(予定) |
---|---|---|
交付決定日 | 2025年6月18日(水)(予定) | |
事業実施期間 | 交付決定~2025年12月26日(金)17:00(予定) | |
事業実績報告期限 | 2025年12月26日(金)(予定) | |
2次締切分 | 締切日 | 2025年6月16日(月)(予定) |
交付決定日 | 2025年7月24日(木)(予定) | |
事業実施期間 | 交付決定~2026年1月30日(金)17:00(予定) | |
事業実績報告期限 | 2026年1月30日(金)(予定) | |
3次締切分 | 締切日 | 2025年7月18日(金)(予定) |
交付決定日 | 2025年9月2日(火)(予定) | |
事業実施期間 | 交付決定~2026年2月27日(金)17:00(予定) | |
事業実績報告期限 | 2026年2月27日(金)(予定) |
以下、2024年度のスケジュールもまとめているため、今後の参考にしてください。
2024年は合計で12回実施していました。
申請枠 | 申請締切日 | 交付決定日 |
---|---|---|
インボイス枠 インボイス対応類型 | 1次:2024年3月15日 2次:2024年3月29日 3次:2024年4月15日 4次:2024年4月30日 5次:2024年5月20日 6次:2024年6月3日 7次:2024年6月19日 8次:2024年7月3日 9次:2024年7月19日 10次:2024年8月2日 11次:2024年8月23日 12次:2024年10月15日 | 1次:2024年4月24日 2次:2024年5月8日 3次:2024年5月27日 4次:2024年6月6日 5次:2024年6月26日 6次:2024年7月8日 7次:2024年7月29日 8次:2024年8月8日 9次:2024年8月30日 10次:2024年9月9日 11次:2024年10月3日 12次:2024年11月22日 |

IT導入補助金のZoho導入事例。料金シミュレーションを紹介

IT導入補助金を活用してZohoを導入する際のシミュレーションを、通常枠・インボイス対応類型に分けて紹介します。
ご覧の通り、インボイス対応類型の方が補助率が高いためお得です。
項目 | 金額 |
---|---|
Zoho One 一部従業員での利用プラン | 259,200円/2年間 |
導入サポート | 700,000円 |
保守サポート | 600,000円(5万円x12か月) |
パソコン購入 | 200,000円 |
ソフトウェアや導入関連費の補助額 | 1,095,022円 |
パソコンの補助額 | 100,000円 |
合計の申請額 | 1,759,200円 |
合計の補助額 | 1,195,022円 |
実費 | 564,178円 |
IT導入補助金2025でZohoを導入する際の申請手順

IT導入補助金を活用してZohoを導入する際の流れを紹介します。
大まかなステップを確認し、スムーズに申請できるよう確認してください。ざっくり以下の3ステップです。
①事前準備
・gBizIDプライムを取得
申請に必須のアカウントなので、早めに取得しましょう。
・IT導入支援事業者の確認
Zohoを取り扱うIT導入支援事業者が登録されていることを確認し、相談しましょう。
・必要なZoho製品の選定
自社の業務効率化に必要なZoho製品(CRM、Booksなど)を決めましょう。
②補助金の申請
・書類作成と申請
IT導入支援事業者のサポートを受け、IT導入補助金公式ポータルで申請を行います。申請には事業計画書や見積書が必要です。
③Zoho導入と報告
・採択後に契約、導入
補助金が採択されたら契約を結び、Zohoを導入します。
・実績報告
導入後に運用状況を報告し、補助金の支払い手続きを進めます。
株式会社CAREARCでは、Zohoの申請サポートを行っています。
2024年の申請実績は200社以上を超え、Zoho以外のITツールにも対応しているためお気軽にお問い合わせください。
IT導入補助金2025を活用したZoho導入時の注意点

Zohoは導入プランによって「通常枠のみ」「通常枠とインボイス対応類型の両方」で申請できるかが決まっています。
そのため、導入したいプランやツールがどちらに当てはまるのかを確認しましょう。
例えば、Zoho CRM、Zoho Booksなどは通常枠での申請。
Zoho Books、Zoho Oneはインボイス対応類型でも申請ができます。
また、Zoho以外にも導入を検討しているITツールがあるならば、それらのツールの対象枠も確認してください。
諸々の対象枠が把握でき、インボイス対応類型で申請できるのであれば、補助率や対象経費、採択率などの観点からインボイス対応類型がおすすめです。
もし導入したいITツールの対象枠がわからなければ、公式で検索もできますし、CAREARCで確認・対応ができるか、すぐに把握できるためお気軽にご相談ください。
Zohoとは?特徴や機能、料金プランなど紹介

Zohoは、企業向けクラウド型のソフトウェアです。
CRM、財務管理、人事管理、プロジェクト管理など、幅広いビジネスアプリケーションを展開しています。
特にZoho CRMは顧客情報の管理や営業プロセスの自動化、AIを活用した将来予測機能を備えています。
また、各アプリケーションは統合性が高く、企業の業務全体を効率化できる点が特徴です。
一部、Zoho CRMの料金プランを紹介。その他に関しては公式HPでチェックしてください。
スタンダード | ・1,680 /ユーザー/月(年間契約) ・2,400 /ユーザー/月(月間契約) |
---|---|
プロフェッショナル | ・2,760 /ユーザー/月(年間契約) ・4,200 /ユーザー/月(月間契約) |
エンタープライズ | ・4,800 /ユーザー/月(年間契約) ・6,000 /ユーザー/月(月間契約) |
アルティメット | ・6,240 /ユーザー/月(年間契約) ・7,800 /ユーザー/月(月間契約) |
IT導入補助金2025を活用できるZoho以外のCRM

Zoho以外のCRMを2つ紹介します。
CRM① Salesforce
Salesforceは、営業、マーケティング、カスタマーサポートなどを支援するクラウド型CRMプラットフォームです。
商談管理やリード育成、リアルタイム分析など幅広い機能を備え、大企業向けの高度なカスタマイズ性が特徴。
一方、Zohoは中小企業向けに手頃な価格とシンプルな操作性を提供し、迅速な導入が可能です。
SalesforceはAppExchangeによる豊富なアプリ連携が強みで、Zohoは独自アプリを活用したシームレスな業務管理を実現。

CRM② Hubspot
HubSpotは、マーケティング、営業、カスタマーサービスを統合的に支援するCRMプラットフォームです。
無料のCRM機能に加え、マーケティングの自動化、営業プロセスの効率化、カスタマーサポートの強化を包括的に提供しています。また、ウェブサイトの構築・管理やデータ同期など、業務運営の最適化にも対応。
一方、Zohoは多機能でカスタマイズ性が高く、中小企業向けの手頃な価格設定が特徴です。
HubSpotは直感的で使いやすい設計が強みで、特にマーケティング分野で高い評価を得ていますが、Zohoは柔軟な設定が可能で、企業の多様なニーズに応えられる点が差別化ポイントです。

まとめ
Zohoは、CRMや財務管理、人事管理など多機能を備えたクラウド型ソフトウェアで、IT導入補助金の通常枠やインボイス対応類型を活用して導入できます。
特にインボイス対応類型では補助率が高く、採択率も優れています。
しかし、導入するツールによって申請枠が異なる点には注意しましょう。
補助金を活用してZohoの導入を検討している方は、ぜひCAREARCへご相談ください。
申請プランのご提案や申請→アフターフォローまで一括してサポートしています。
申請実績も豊富で、お客様のご要望等をヒアリングさせていただきながらご案内をいたします。