IT導入補助金2025で決済ソフトを導入！補助額や料金シミュレーションなど紹介

スマレジやスクエアなど決済ソフトの導入を検討している企業・店舗の方も多いでしょう。

本記事では、決済ソフト導入にあたり、IT導入補助金2025の活用方法を徹底解説します。

具体的な申請枠や補助額、対象経費、補助金を活用するメリットなど網羅的にまとめているため、ぜひ参考にしてください。

決済ソフトとは？特徴や種類

決済ソフトとは、商品の販売時における代金の受け取りをデジタルでスムーズに行うためのソフトウェアのことです。

クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、多様なキャッシュレス決済手段に対応できるのが特徴。

「決済システム」と混同されがちですが、両者には違いがあります。決済システムは、店舗側と決済代行会社・金融機関などのインフラ全体を含む広い概念です。

一方、決済ソフトは、店舗のレジやタブレットなどで実際に利用するアプリやソフトウェアを指します。

特に近年では、POSレジ機能と一体になった決済ソフトや、クラウド型で導入しやすいサービスなどが多く登場し、店舗運営を効率化する手段として注目されています。

決済ソフトは大きく分けて、以下の2種類に分類されるため、それぞれみていきましょう。

・クラウド型決済ソフト
・買い切り型決済ソフト

クラウド型の決済ソフト

クラウド型の決済ソフトは、インターネット上のサーバー（クラウド）を通じて提供されるサービスです。

代表的なものに「Airレジ」「スマレジ」「Square」「STORES決済」などがあります。

クラウド型は、低コストで手軽に導入できるため、初めてキャッシュレス対応を検討している事業者に人気があります。

また、IT導入補助金2025の対象として採択されやすい形式でもあるため、導入コストを補助金でカバーしやすい点も魅力です。

買い切り型の決済ソフト

買い切り型の決済ソフトは、一度ソフトを購入すれば継続課金なしで使えるタイプのソフトです。

従来のパソコンPOSや独自システムなどがこのタイプに該当します。

長期間の運用を前提としている店舗や、ネット環境が不安定な立地での運用に向いています。

一方で、クラウド型に比べてIT導入補助金の申請要件が厳しい場合があるため、導入前に事前確認が必要です。

決済ソフトはIT導入補助金2025の通常枠・インボイス対応類型で申請可能

決済ソフトは、以下の申請枠で進めましょう。

・通常枠
・インボイス対応類型

補助率や補助額、対象経費など異なりますが、基本的に「インボイス対応類型」で申請するのがおすすめです。

各申請枠の詳細やインボイス対応類型がおすすめの理由についてまとめているため、ぜひ参考にしてください。

決済ソフト申請時の補助額、条件、対象事業者

以下、通常枠とインボイス対応類型の補助率や対象経費などをまとめました。

対象事業者については、中小企業・小規模事業者（個人事業主）が対象で、従業員数や資本金の条件があります。（以下画像）

また、開業1年未満の事業者は申請対象外になるため注意しましょう。詳しい条件についてはこちらでもまとめています。

決済ソフトの申請はインボイス対応類型がおすすめ！その理由は？

決済ソフトをIT導入補助金で導入するなら、「インボイス対応類型」での申請がおすすめです。通常枠に比べて以下のようなメリットがあります。

・補助対象の範囲が広い（ソフトだけでなく機器や保守費用も対象）
・補助率が高い（通常枠は1/2、インボイス対応類型は最大4/5）
・採択率が高め（2024年度の採択率の結果）

インボイス対応類型は、決済ソフト本体だけでなく、カードリーダーやタブレットなどの周辺機器、保守サポート費用まで幅広く補助対象になります。

補助率も通常枠より高く、採択されやすい傾向があるため、コストを抑えながらスムーズに導入したい方に最適な申請枠です。

2024年度の全体の採択率は、通常枠が約66%、インボイス対応類型が約72%です。

ちなみに、弊社の2024年度の採択率は通常枠約93%、インボイス対応類型が約94%なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

決済ソフトをIT導入補助金で申請した際の料金シミュレーション

IT導入補助金2025を活用して決済ソフトを導入した際の、具体的な料金シミュレーションを紹介します。

決済ソフトと合わせてどのようなITツールがよく申請させるのかも例として挙げつつまとめているため、参考にしてください。

IT導入補助金2025で決済ソフトを導入する際の申請手順

申請は支援事業者を通じて行う必要があり、事前に対象ツールかどうかを確認することが大切です。

また、gBizIDプライムの取得に即日〜2週間ほどかかるため、早めに準備しておきましょう。あと、SECURITY ACTIONの宣言も行っておきましょう。

さらに、交付決定前に契約・購入した場合は補助対象外となるため、導入のタイミングには注意しましょう。

導入後も、実績報告や効果報告などの手続きが必要になるため、書類の管理にも気をつけてください。

IT導入補助金2025で決済ソフトを導入するメリット

「コストがかかりそう」「申請が難しそう」といった理由で、決済ソフトの導入をためらっている中小企業や個人事業主の方も多いのではないでしょうか。

そこで活用したいのが、IT導入補助金2025です。決済ソフトの導入費用を大幅に抑えつつ、運用面のサポートまで受けられます。

さらに、必要なハードウェアや他のITツールも同時に導入できるケースもあるため、店舗の業務効率化を一気に進めるチャンスにもなります。

ここでは、IT導入補助金を活用して決済ソフトを導入する主なメリットを3つに分けて紹介しているため参考にしてください。

メリット①決済ソフトをお得に導入できる

IT導入補助金を活用すれば、決済ソフトの導入費用の2/3〜4/5、最大350万円の補助が受けられます（※補助率はインボイス対応類型の場合）。

例えば、初期費用が30万円かかる導入プランであれば、実質6万円の自己負担で済むケースもあります（補助率4/5で計算）。

また、クラウド型の月額課金サービスを1年分まとめて契約する場合なども、その年間費用に対して補助が適用される場合があり、導入時の負担を大幅に軽減できます。

メリット②実績のある支援事業者に依頼すれば導入・保守サポートも任せられる

補助金の申請には「IT導入支援事業者」と呼ばれる登録事業者との連携が必要です。

決済ソフトの販売・提供企業の中には、こうした支援事業者として登録されている会社もあり、導入から申請手続き、アフターサポートまで一括で任せることができます。

自社で専門知識がなくても、導入設計・操作説明・トラブル対応などの保守業務までサポートしてもらえるため、安心して決済ソフトを導入できる点が大きなメリットです。

メリット③パソコンやタブレット、その他ITツールも合わせて導入できる

IT導入補助金2025では、決済ソフト単体だけでなく、ソフトの利用に必要なパソコン・タブレット・POSレジ機器などのハードウェアもセットで補助対象になります。（インボイス対応類型での申請が必須）

また、会計ソフトや在庫管理システム、顧客管理ツール（CRM）などと連携することで、店舗全体の業務効率化やDX推進にもつながります。

複数のITツールを組み合わせて導入することで、受け取れる補助金の幅も大きくなるため、トータルでお得にシステム導入を実現できるのが魅力です。

IT導入補助金2025が活用できるおすすめの決済ソフト

IT導入補助金2025が活用できるおすすめの決済ソフトは以下の2つです。

・スマレジ
・Square（スクエア）

スマレジは、飲食店や小売店、アパレルなど幅広い業種に対応する高機能クラウド型POSレジです。リアルタイムの売上分析、在庫管理、顧客管理など店舗運営に役立つ多彩な機能を備えており、カスタマイズ性が高いのも特徴。

IT導入補助金の対象となるプランや導入支援体制も整っており、周辺機器を含めたトータル導入が可能です。

Squareは、スマホやタブレットで使える無料の決済アプリで、クレジットカード・QRコード・電子マネーなど幅広い決済手段に対応しています。コンパクトなカードリーダーを使えば、レジ端末がなくてもキャッシュレス対応が可能です。

初期費用が抑えられるうえ、請求書発行・ネット決済・売上分析などビジネス向けの機能も充実しています。IT導入補助金では、有料オプションや導入サポート費、周辺機器（iPadなど）とのセットで補助対象になるケースがあり、小規模事業者にも導入しやすいツールです。

まとめ：IT導入補助金で決済ソフトや関連ツールをセットで導入！

IT導入補助金2025を活用すれば、スマレジやSquareなどの決済ソフトを最大350万円・補助率最大4/5で導入可能です。

申請枠は「通常枠」と「インボイス対応類型」があり、補助率や採択率の高さからインボイス対応類型での申請が特におすすめ。

申請は支援事業者と協力して進める必要がありますが、弊社は2020年からベンダーとして類型500社以上のサポートを行ってきました。

2024年度の採択率も93%以上で、会計ソフトなどさまざまなITツールにも対応。

決済ソフトはもちろん、他にも導入したいソフトがある方などはぜひお気軽にご相談ください。