「人手不足でピーク帯が回らない」「注文ミスやレジ待ちで機会損失が出る」飲食店の現場あるあるでしょう。
「かんたん注文」は、QRから注文〜決済〜売上分析までを一体化できるシステム。とはいえ、導入前に気になるのは料金プラン、決済手数料、周辺機器を含む総コストではないでしょうか。
本記事では、POSやQRオーダー単体との違いを整理しつつ、主な機能・費用の考え方・向く店舗像をわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
かんたん注文とは?特徴や対象ユーザーなどをわかりやすく解説

かんたん注文は、WSST JAPAN株式会社が提供する、飲食店向けの「注文〜会計(決済)〜売上分析」までを一体化できるオーダー/POS系サービスです。
お客様がテーブルのQRコードを読み取り、スマホ(またはタブレット)でメニューを見ながら注文し、会計まで完了できる仕組みが特徴です。
また、かんたん注文は“単体アプリ”というより、店舗の運用に合わせて組み合わせられる「製品群(モジュール)」として提供されています。
具体的には、顧客側(モバイルオーダー/タブレットオーダー/LINE店内&店外)と、店舗側(POSレジ/ハンディ/店外注文管理端末)のように分かれており、必要なところから導入しやすい構成です。
かんたん注文の基本機能
かんたん注文でできることを、まずは全体像で整理します。
- セルフオーダー(店内)
お客様自身のスマホやタブレットを“メニューブック”として使い、テーブルから直接注文できる仕組みです(QRコード読込→注文→支払いの流れ)。
さらに「QRを読み取るとブラウザ上でメニューを表示し、そのまま決済まで完了」もでき、アプリのインストール負担を減らした運用が想定されます。 - POSレジ(会計・売上集計)
飲食店向けに、コース料理/食べ放題/定食などの提供形態をサポートしつつ、会計処理や売上分析までをカバーします。 - ハンディ(スタッフ注文・席管理)
スタッフがスマホ感覚で操作でき、チェックイン(着席)→注文→チェックアウト(会計後に空席へ更新)の流れで席管理も行えます。 - 店外注文(テイクアウト等)の管理
店外の注文を集中管理し、注文状況を更新してお客様へリアルタイム通知する、といった運用が可能です。 - LINE連携(店内・店外)
LINEでQRコードをスキャンするだけで、追加アプリなしでメニュー閲覧〜注文・支払いまで完了できる“店内注文モード”が案内されています。
このように、注文導線(顧客)/提供オペレーション(店舗)/会計・分析(経営)をまとめて整えられるのが、かんたん注文の基本コンセプトです。
かんたん注文の対象ユーザー
特に相性が良いのは「小規模〜中規模の飲食店(少人数運営)」です。理由はシンプルで、注文取得・会計対応など“人手が取られる工程”をセルフ化しやすいからです。アプリ説明でも「セルフオーダーにより人手不足問題を解決」と明記されています。
具体的には、次のようなお店に向いています。
- スタッフ数が限られており、ピーク時の注文対応が負担になりやすい店舗(居酒屋、個人経営の飲食店など)
- 席数が多い/テーブル管理が複雑になりやすい店舗(チェックイン・チェックアウトで状態管理)
- メニュー構成が多彩な店舗(飲み放題・食べ放題・ランチ/ディナーなど、複数メニュー形態への対応が示されています)
- インバウンド比率が高い店舗(多言語対応の記載)
- LINEを活用して再来店を増やしたい店舗(LINE公式アカウントの自動集客、再来店促進、顧客データの一元管理などの説明)
- テイクアウトも強化したい店舗(店外注文の集中管理・進捗通知など)
なお、かんたん注文は「居酒屋を含む大型店舗の飲食店にも対応可能」で、小規模だけでなく、一定規模以上でも導入対象に入ります。
似たシステムとの違い
「注文・決済管理システム」といっても似たカテゴリが多いので、混同しやすいポイントを整理します。
1)POSレジ“だけ”のサービスとの違い
POSレジ単体は「会計・売上集計」は強い一方で、注文取得はスタッフのハンディや紙伝票に頼るケースもあります。
かんたん注文は、お客様のスマホで“注文から決済まで完結できる導線が用意されており、注文対応・会計待ちの負担を減らしやすいのが違いです。
2)QRオーダー“だけ”のサービスとの違い
QRオーダー特化ツールは、注文受付はできても「売上分析」「会計ソフト連携」などが弱いことがあります。
かんたん注文では、POS側で日別売上・時間帯別・部門別・ABC分析などの分析、PC管理画面での詳細分析やCSV出力、会計ソフト連携(freee/弥生/MoneyForward)といった運用が想定されています。
3)タブレットオーダー(テーブルごと端末設置)との違い
タブレットオーダーは操作性が良い反面、端末準備・管理コストが課題になりがちです。
かんたん注文は、お客様のスマホで注文〜決済までというモバイル型に加えて、必要なら卓上タブレット型(TTO)も選べるため、「店の形態に合わせて注文導線を選びやすい」のがポイントです。
かんたん注文の主な機能を詳しく解説

ここからは、店舗運営で特に効いてくる機能を“使うシーン”に沿って掘り下げます。
スマホ・PCで完結する注文受付や管理機能
かんたん注文の強みは、お客様・スタッフ・管理者が、それぞれ使いやすいデバイスで運用できる点です。
- お客様:QRコードを読み取り、スマホで注文し、決済まで完了(店内・店外のシーンで活用可能)
- スタッフ:ハンディ(スマホ感覚のアプリ)でチェックイン〜注文〜チェックアウトまで管理
- 管理者:店舗管理用Webサイトでメニューのメンテナンス、リアルタイム売上の確認が可能
- POS(会計):iPadにPOSレジアプリをインストールして使える旨が案内されています
また、iOS/Android両対応という説明もあるため、手持ち端末を活かした導入設計がしやすいのも小規模事業者にはメリットです。
商品・メニュー・在庫をまとめて管理できるシンプルな管理機能
「運用が続くかどうか」は、メニュー変更のしやすさで決まることが多いです。
かんたん注文では、管理者がWebサイト側でメニューのメンテナンスを行えることが示されています。季節メニューや価格改定が多い店舗でも、紙の差し替えや口頭共有の負担を減らすことが可能。
さらに、飲み放題/食べ放題/Happy Hour/ランチ/ディナーなど、飲食店特有のメニュー体系にも対応できると説明されています。
在庫面では、厳密な在庫管理というより、現場で重要な「売り切れ(在庫切れ)管理」がポイントです。アプリの更新履歴には「売り切れ管理の不具合修正」「売り切れ設定機能の改善」などがあり、運用上“売り切れ制御”を行う前提の設計であることが読み取れます。
クレジットカード・QRに対応したキャッシュレス決済機能
かんたん注文のモバイルオーダーは、注文だけでなく決済までスマホで完結できる旨が明記されています。会計対応を極力減らしたい小規模店舗にとって、導入検討の大きな判断材料になるでしょう。
決済手段としては、クレジットカード(VISA/Mastercard/JCBなど)と、モバイル決済(PayPay/Alipay/WeChat Payなど)が紹介され、手数料は1.98%〜の記載があります(※手数料率は契約条件で変動し得るため、導入前に要確認)。
POSレジ側でも、クレジットカード・電子マネー・QRコードなど多様な支払い方法に対応。また、タブレットオーダー(TTO)でも「フロントでの支払い」または「顧客自身によるQRコード決済」が可能です。
売上と顧客情報を可視化できる管理・分析機能
売上分析は「見られる」だけではなく、「意思決定に使える粒度」が重要です。
かんたん注文のPOSページでは、端末上で日別売上/時間帯別の来店傾向/部門別の販売状況/ABC分析などをリアルタイムに確認できると説明されています。
さらにPCの管理画面では、来店組数やオーダー回数に基づく注文データ分析、施策効果測定、複数店舗比較、店舗別売上の可視化、CSV出力など、より詳細な分析が可能。
加えて、LINE連携のページでは、新規顧客とリピーターの成長トレンドをダッシュボードで可視化し、属性・購入履歴・行動傾向などの顧客データを一元管理できる旨が案内されています。
小規模事業者ほど「次の一手(再来店・客単価UP)」の打ち手が限られるため、LINEを軸に顧客接点を残せる設計は相性が良いポイントです。
領収書発行や外部ツール連携に対応した業務効率化機能
最後に、“地味だけど効く”業務効率化機能です。
- レシート/領収書まわり
アプリの更新履歴に「レシート、領収書のカスタマイズテンプレート機能」の記載があり、発行フォーマットを整えたい店舗にとっては実務的なメリットになります。 - 伝票印刷・プリンター振り分け
注文伝票を最適なプリンターに振り分けて印刷できる(キッチンに複数プリンター設置し、板場・揚げ場・焼き場などで出し分け)という説明があり、提供オペレーションのムダを減らす方向性が示されています。 - 会計ソフト・外部ツール連携
会計機能としてfreee/弥生/MoneyForwardクラウド会計の連携が紹介され、外部分析ツールとの連携やCSV出力にも対応するとされています。
小規模店舗ほど「締め作業(売上集計→会計入力)」が属人化しやすいので、“データを出せる/つなげられる”設計かどうかは、導入後の満足度に直結します。
かんたん注文の導入費用は?料金や決済手数料、ランニングコスト

かんたん注文の費用は、大きく以下4つに分けて考えると整理しやすいです。
①システム利用料(プラン)
②決済手数料
③端末・周辺機器
④ネット回線などの運用
なお、公式FAQでは「レジのみの0円プランからフルプランまで」複数の料金プランがあり、使う機能・ハードウェア台数・用途に応じて見積もりを出すと案内されています。
かんたん注文の初期費用
初期費用で発生しやすいのは、主に次の2つです。
- 端末・周辺機器の購入費(iPad、レシートプリンター、キャッシュドロア、決済端末など)
- 初期設定や導入支援に関わる費用(メニュー登録、店舗情報設定、運用レクチャー等/導入形態によって変動)
公式FAQでは、ハードウェア台数・用途に合わせて見積もりを提示するとされているため、初期費用も「導入構成次第で変わる」前提で捉えるのが安全です。
また、周辺機器については 購入代行が可能と案内されています(自社で個別調達するか、まとめて手配してもらうかで手間が変わります)。
かんたん注文の月額料金
月額料金は、公式FAQの通り 「レジのみ0円」〜「フルプラン」まで、利用する機能によって変動します。
さらに、公式サイト上では「月額キャンペーン」を打ち出しているページもあり、タイミングにより条件が変わる可能性があります。
ここで見落としやすいのが 契約期間です。契約期間は利用開始日から2年間と案内されています。
また、契約期間中に解約する場合は、利用規約(第6条)に基づき 利用料金の残額分の支払いが必要。
➡️ 月額費用は「1ヶ月あたり」だけでなく、2年単位の総額で試算しておくと、判断ミスが減ります。
かんたん注文の決済手数料
キャッシュレス決済を使う場合、決済手数料が発生します。公式のモバイルオーダー(セルフオーダー)紹介ページでは、クレジットカード決済・モバイル決済ともに 手数料 1.98%〜 と記載されています。
決済手数料は、基本的に下記で概算できます。
- 決済手数料(月額目安)= キャッシュレス売上 × 手数料率
例)月商200万円、キャッシュレス比率70%、手数料1.98%の場合
200万円 × 70% × 1.98% = 27,720円/月(目安)
※実際の手数料率は、導入する決済手段・契約条件で変わり得るので、見積もり時に「決済ブランド別の手数料」「入金サイクル」「振込手数料の有無」までセットで確認するのがおすすめです。
かんたん注文の周辺機器(タブレット・プリンター)費用
かんたん注文は、導入形態によって必要機器が変わります。
公式の周辺機器ページでは、POSレジ周辺機器の組み合わせの例として iPad(POS端末)+ドロアー+プリンター+決済端末 が挙げられています。
一方で、セルフオーダー(お客様スマホ)については 「お客様のスマートフォンを利用するため、追加の端末や専用機器の購入は不要」 と明記されています。
費用が上がりやすいケース
- テーブルオーダーで 客席用タブレットを複数台 用意する
- キッチン側で プリンター複数台 を使い分ける
- レジ周りを一気に置き換え(ドロアー/決済端末/ルーター等)する
かんたん注文の実際の総コスト(モデルケース)
ここでは、「見積もりが前提」である点を踏まえつつ、考え方が伝わるようにモデルケースを示します。
ケースA:レジ中心で、まずは最小構成(0円プラン想定)
- 月額システム費:0円(レジのみプラン)
- 必要な固定費:ネット回線、レシート紙など
- 変動費:キャッシュレス決済手数料(1.98%〜)
- 初期費用:端末・周辺機器(既存端末が使えれば圧縮)
➡️ 「月額は抑えつつ、キャッシュレス比率が高い店舗は手数料が中心コストになる」タイプです。
ケースB:セルフオーダー(スマホ)で省人化を狙う
- お客様スマホを使うため 追加端末の購入が不要(QR設置中心)
- 決済までスマホで完結させるなら、決済手数料(1.98%〜)が発生
➡️ テーブル数が少ない小規模店・ワンオペ店は、ここからスタートしやすいです。
ケースC:フル活用前提(外部例:セルフオーダープラン月額12,980円のケース)
- 月額利用料:12,980円 × 2年間
- 導入費用例:約14万円
として、合計が 約45万円規模になる例も。
このモデルを計算すると、以下のようになります(※決済手数料等は別途)。
- 12,980円 × 24ヶ月 = 311,520円
- 初期14万円を加えると 451,520円(約45.2万円)
さらに、契約期間が2年である点を踏まえると、途中解約時の条件も含めて「2年総額」で比較するのが安全です。
かんたん注文の導入メリット6つ!飲食店や小売店などが使う価値は?

かんたん注文は、飲食店を主軸に「注文〜会計(場合によっては決済まで)」を省人化・効率化する設計です。
そのため、飲食店はもちろん、テイクアウト主体の店舗、催事・イベント出店など「少人数運営で注文と会計をさばきたい」小規模事業者にもフィットしやすいと言えます(導入する機能の取捨選択が前提)。
バックオフィス工数の大幅削減
注文〜会計の流れが整うと、バックヤード側の「作業」が減ります。
- 注文〜決済までお客様のスマホで完結でき、レジ業務を減らして運営をシンプルにできる旨が公式ページで説明されています。
- 管理者がリアルタイムで売上を確認したり、メニュー更新を行えることもアプリ説明に記載されています。
結果として、締め作業や売上集計の手作業が減り、「現場に張り付かなくても把握できる」状態を作りやすくなるでしょう。
売上機会の最大化
売上は「客数×客単価×回転率」で決まるため、オーダー導線が整うだけでも機会損失の改善につながります。
- アプリ説明では、追加注文を促すための通知(提案)機能に触れられています。
- 口コミでは、導入後に「客単価が約15%上がった」という声も掲載されています(店舗の取り組み次第で変動)。
「忙しい時間帯にスタッフが捕まらず追加注文が止まる」などの状況を減らせると、売上の底上げが期待できるでしょう。
人的ミスの減少や人手不足の解消
注文業務をセルフ化できると、以下が同時に起こりやすくなります。
- 聞き間違い・入力ミスなどの オーダーミス削減(セルフ注文の一般的メリットとしても整理されています)
- スタッフが注文取りに追われにくくなり、提供や接客品質に時間を回せる
- アプリ説明でも、セルフオーダーが 人手不足課題の解消につながる旨が記載されています。
特に小規模店は「採用できない」のではなく「採用しても定着しない」ケースが多いので、オペレーションを省人化できる価値は大きいです。
経営数値の見える化
どのメニューが売れているか、いつ売れているかが見えると、仕入れ・人員配置・販促が変わります。
- アプリ説明では、日別・部門別・時間帯などの分析に触れられています。
- 外部口コミでも、離れた場所から売上や店内状況を確認できる点が便利という声があります。
「勘」だけではなく「数字」で判断できるようになると、値上げ・メニュー改定・セット設計などの意思決定が早くなります。
ユーザーの操作性が高くわかりやすい
小規模店では、店長が全てを教え込むのが難しいため「直感的に使えるか」が重要です。
- スマホ感覚で使えて、スマホに慣れていればすぐ使える。
- 外部口コミでは、研修時間の削減につながったという趣旨の声も掲載されています。
「新人が入っても回る」オペレーションに近づくほど、人材面のリスクを下げられます。
多言語にも対応
インバウンド客だけでなく、外国人スタッフがいる店舗にとっても多言語は強力です。
- ハンディが多言語対応で外国人スタッフも操作可能。
- 多言語切り替えにより外国人客の注文対応を支援。
- 口コミでは、UIからメニュー、レシート印刷まで言語設定できてミスが減ったという声もあります。
また、LINEミニアプリ連携が無料で利用できる旨も公式FAQに記載があるため、インバウンド以外の集客・再来店施策にも応用しやすい設計です。
かんたん注文のデメリット4つ!注意点や導入前に知っておくべきポイント

かんたん注文は、飲食店向けにPOSレジ・ハンディ・モバイルオーダー・タブレットオーダー(TTO)・店外注文(テイクアウト等)まで一気通貫で揃えられる仕組みが特徴です。
一方で「どんなお店にも万能」ではないため、導入前に“つまずきやすいポイント”を押さえておきましょう。
機能がシンプルなので拡張性に限界がある場合がある
かんたん注文は、公式・ストア情報でも「誰でも使える」「省人化」「スマホでセルフ注文」など、“現場で回すための機能”を中心に打ち出しています。
この設計思想自体は強みですが、裏を返すと 「業種特有の細かい要件」や「複雑な運用」には、追加の工夫が必要 になるケースがあります。
たとえば、次のような要望が強い場合は、導入前に要確認です。
- 細かな会員ランク・ポイント・CRM施策(誕生日施策、来店頻度に応じた自動クーポンなど)
- 高度な在庫/原価管理(仕入れ連動・ロット管理・多拠点倉庫など)
- 外部システムとの深い連携(APIで基幹と自動連携、複雑なデータ統合など)
- 本部が複数ブランドを横断して統制(店舗別だけでなく、ブランド別の高度な権限・運用)
もちろん、売上分析やCSV出力など“経営管理に役立つ機能”は用意されていますが、「将来的にどこまでやりたいか」を先に整理しておくと、あとで後悔しにくくなります。
決済手数料は必ず発生する
キャッシュレス決済を使う以上、どのサービスでも決済手数料は基本的に避けられません。
かんたん注文のモバイルオーダー紹介ページでは、クレジットカード決済・モバイル決済ともに手数料が“1.98%〜”と記載されています。
ここでの注意点は、「月額費用が安い/0円でも、決済を回すほど変動費が増える」ことです。
ざっくり試算の考え方
- 月のキャッシュレス売上:100万円
- 決済手数料:1.98%(目安)
→ 手数料負担:19,800円/月(※実際は契約条件で変動)
また、FAQには「レジのみの0円プラン〜フルプランまで料金プランがある」旨も記載されています。
“無料で始める”ことはできても、キャッシュレス比率が高い店舗ほど手数料インパクトは大きくなるため、導入前に「客単価×決済比率×利益率」で一度シミュレーションしておくのがおすすめです。
ネット環境が不安定だと運用が難しいケース
かんたん注文はFAQ上で、「クラウド版サービスなので、インターネット環境が必要」と明記されています。
さらに利用環境の条件として、安定した電気とインターネット(Wi‑Fiも可)が必須とも記載があります。
つまり、ネットが不安定だと次のような“現場トラブル”に繋がりやすくなります。
- 注文が通りにくい/通知が遅れる
- 端末同士(スタッフ端末・POS)連携が不安定になる
- 混雑時に操作レスポンスが落ち、回転率に悪影響
対策としては、FAQでもルーター選定の注意が出ている通り、店舗内の接続台数に合わせて、Wi‑Fiが隅々まで届く機器を用意するのが基本です。
また、イベント出店など屋外利用を考える場合も「安定した電気とインターネットがあれば利用できる」とされているので、出店スタイルなら通信確保が最重要になります。
使いこなすために初期設定が必要
「導入したその日から何も設定せずに使える」というより、最初に“店の運用に合わせる”工程が必須です。
実際にFAQには、初期設定として ドロアーをレジプリンターに結線する手順などが案内されています。
また運用面でも、チェックインに応じてQRコードを印刷するような設定・運用が出てきます。
さらに、LINEミニアプリを活用する場合は、LINE DevelopersでID発行 → LINEミニアプリ設定・審査(5〜10営業日) → 公開といった手続きフローも記載。
「LINEで注文できるから簡単」な反面、店側の初期準備は計画的に進める必要があります。
初期設定でつまずきやすい箇所(例)
- 端末・周辺機器の接続(プリンター、ドロアー、決済端末など)
- メニュー(商品)登録・オプション設計
- QR/店内導線の整備(掲示・印刷運用)
- スタッフの権限・運用ルール策定(誰がどこまで操作するか)
※不安がある場合は、サポート体制も用意されており、FAQでは無償サポート(リモート/メール)や有償サポート(365日対応など)が案内されています。
補足:契約条件も事前にチェック
FAQには契約期間が「利用開始日より2年間」と記載があります。
また、契約期間中の解約時に残額の支払いが必要になる旨の記載もあるため、導入前に利用規約・契約条件は必ず確認しましょう。
かんたん注文はどんな業種と相性が良い?具体的な例を紹介

かんたん注文は公式情報上、「飲食店向け」の色が強いサービスです。
ただし、考え方としては「注文→決済→売上管理」を軽量に回す仕組みなので、条件が合えば飲食以外でも“応用できる”ケースがあります。
飲食店(テイクアウト・デリバリー)
最も相性が良いのは、やはり飲食店です。店内・店外をまたいで注文と決済をまとめられるため、オペレーションがシンプルになります。
テイクアウト(店外注文)の例
デリバリー連携の例
- Uber Eats連携設定が可能(店舗管理サイトで設定)
「電話注文の聞き間違い」「ピーク時のレジ渋滞」「スタッフ不足」のボトルネックがある店舗ほど、導入効果を実感しやすいでしょう。
小売(テント販売・イベント出店含む)
小売・イベント出店で相性が良いのは、商品点数が少なく、オプションも単純で、回転重視の販売です。
たとえば、焼き菓子・ドリンク・グッズなど「メニュー=商品」として登録し、注文と決済をスムーズに回すイメージです。
ただし、屋外運用は“通信と電源が生命線”。FAQでも「安定した電気と安定したインターネット環境があれば屋外でも利用できる」とされています。
出店時は、モバイル回線のバックアップや、Wi‑Fiルーターの選定(接続台数・電波の届き方)まで準備しておきましょう。
美容・サロン・整体などの予約系サービス
予約型サービスは、「予約管理」と「当日会計」が分離していることが多い業種です。
かんたん注文自体は飲食向け色が強いので、サロン用途で考えるなら、以下ように役割分担する設計が現実的です。
- 予約管理:別ツール(予約システム/Googleカレンダー等)
- 当日対応:かんたん注文で「メニュー選択(施術/オプション)→決済→売上管理」
また、スタッフ側の操作性については、ハンディアプリが「スマホに慣れていれば誰でもすぐ使える」ことや多言語対応などが説明されているため、スタッフの入れ替わりがある業態でも設計次第で運用しやすくなります。
EC運営者(小規模EC)
本格的なEC(配送・顧客管理・メールマーケまで一体)というより、「限定商品」「予約販売」「店舗受け取り」のような“軽い受注”と相性が良い考え方です。
- LINE上で注文〜支払いまで完結(店内/店外モード)
- 注文状況のリアルタイム通知
- 顧客データを一元管理(購入履歴・行動傾向など)
逆に、全国配送の多拠点出荷や、細かな送料計算、倉庫連携などを重視する場合は、ECカート/OMSなど専用システムの方が向いています。
かんたん注文と相性の良いツール・アプリ連携

かんたん注文は「単体で完結」もできますが、既存の業務ツールと組み合わせると強いタイプです。
公式サイト上でも決済・会計・デリバリー・SNSなどの連携が示されています。
POSレジ
「注文・決済・売上」を一つの流れで揃えるなら、POSレジとの接続(あるいはPOS一体運用)は重要です。
かんたん注文では、POSレジ製品が用意されており、POSレジアプリはiPadに直接インストールして利用できます。
また、FAQでは「レジのみの0円プラン」も案内されているため、まずは会計を固めてから段階導入する考え方も可能です。
会計システム(freee・マネーフォワード)
会計連携は「月次の締め作業」を効率化する王道ルートです。
FAQでは連携方式が明記されています。
- freee会計:Excelファイルで連携
- マネーフォワード(MF会計):CSVファイルで連携
- 弥生会計:CSVファイルで連携
「会計入力を手作業で転記している」「売上データの整理に時間がかかる」店舗ほど、連携の価値が出やすいポイントです。



在庫管理アプリ
在庫管理は、飲食なら原材料、小売なら商品在庫の“見える化”がカギです。
かんたん注文のPOS紹介では、PC管理画面での詳細分析やCSV出力への対応が記載されているため、このCSVを“在庫管理側に取り込む”運用設計にすると、二重入力を減らせます。
またFAQの一覧には「売り切れ管理」の項目も見えるため、まずは簡易的に欠品コントロールをしつつ、運用が複雑なら専用アプリを併用する、という段階設計が現実的です。
LINE公式アカウント
LINE連携は、集客・再来店に直結しやすいのがメリットです。
LINEモバイルオーダーについて以下のようなメリットがあります。
さらにLINEミニアプリ連携も無料で利用可能です。
飲食店の“回転率アップ”だけでなく、LINE友だち獲得→CRMの導線を作りたい店舗に向いています。
【導入事例】かんたん注文で業務改善した小規模事業者の成功例

「かんたん注文」は、POSレジ/ハンディ端末/モバイルオーダー/テーブルトップオーダー/店外注文などをまとめて提供し、飲食店の省人化や売上アップに貢献することを狙ったシステムです。
運営会社のWSST JAPAN社は、省人化(20%CUT)や売上アップ(10〜30%UP)を実現し、2020年から販売して全国で数百店舗に導入されている旨を公表しています。
ここでは、公開されている“導入店舗の声”(口コミ)から、現場での改善イメージが掴みやすい成功例を3つ紹介します(※効果は店舗の業態・運用次第で変動します)。
成功例1:週末のホール体制を「10名→6名」へ(省人化+メニュー訴求強化)
ある飲食店の声では、注文の90%以上がモバイル注文になったことで、週末のフロアスタッフが10名→6名で回せるようになったとされています。
また、紙メニューだと写真掲載に限界があるところ、メニューに料理写真をしっかり掲載できてお客様の反応も良かった、という評価もあります。
さらに、多言語は“メニュー表示だけ”ではなく、UIやレシート印刷まで含めて言語設定でき、ミス軽減につながったという言及もあります。
ポイント
- 注文取りに割いていた時間を削減し、ピーク帯の人員配置を最適化
- 写真付きメニューで追加注文・満足度の底上げを狙える
- 多言語対応でインバウンド/外国人スタッフの運用もスムーズに
成功例2:店外からでも状況把握ができ、研修工数も削減(“見える化”と運営安定)
別の店舗の声では、導入当初は不安があったものの、いまは「導入して良かった」との評価。
さらに、店を離れていても、来客数や売れている商品などの状況を確認できるのが便利で、研修時間も大幅に削減できたという旨が書かれています。
ポイント
- オーナー/管理者が“現場に張り付かなくても”把握できる
- 新人教育コストを削り、運用を平準化しやすい
- 複数名・複数拠点運営(小規模チェーン等)にも相性が良い
成功例3:顧客単価が「約15%UP」—セルフ化で“接客の質”を上げる運用へ
ある店舗の声では、導入後に顧客単価が約15%UPしたとされています。
同時に「セルフオーダーに頼りすぎない」運用を意識し、スタッフからのおすすめを組み込んだことで、セルフ化で生まれた時間を“対話・中間サービスの強化”に回せた、という趣旨のコメントもあります。
ポイント
- 省人化だけでなく、客単価アップの打ち手を作りやすい
- “セルフ=接客が薄くなる”を避け、むしろ接客の質を上げる設計ができる
かんたん注文の導入方法!申し込み〜運用開始までの流れ

公式サイトでは、導入の流れとして 「問い合わせ → 申し込み → 機器の購入・発送 → 商品登録・設置 → 利用開始」 が示されており、最短2週間ほどで利用開始とされています。また、申込み後は3営業日以内に連絡がある旨も。
以下では、ご指定のSTEPに合わせて、現場でつまずきやすい点も含めて解説します。
STEP1:問い合わせ
公式案内では、問い合わせフォームまたは電話で連絡する流れ。問い合わせ時点で伝えておくとスムーズな情報は、次の通りです。
- 店舗形態(店内飲食中心/テイクアウト中心 など)
- 席数・ピーク帯・回転率(混雑状況)
- “減らしたい業務”(注文取り/会計待ち/伝票 など)
- 利用したい機能(レジのみ/モバイルオーダー/LINE連携 等)
- 現状のネット環境(Wi‑Fiの有無、ルーター設置状況)
なお料金は、機能に応じて「レジのみの0円プラン〜フルプラン」まで用意され、ハード台数や用途に応じて見積りしましょう。
STEP2:アカウント開設
FAQでは、来店客はスマホでセルフ注文でき、店舗側はスマホ/タブレットで注文・会計、管理者はPCでマスタや売上を管理できます。
導入時は、申込み後に連絡があり(3営業日以内)、必要なアカウント情報の発行・案内へ進むイメージです。
また、契約期間は利用開始日より2年間と明記されています。短期利用を想定している場合は、この時点で必ず確認しましょう。
STEP3:商品/メニュー登録
公式の導入フローでは「商品登録・設置」の工程があり、料理名や写真を登録し、店舗訪問の上でレジ設置と使い方説明を行いましょう。
メニュー登録で先に用意しておくと楽になるもの
- 商品名(表記ゆれを統一)
- 価格(税抜/税込、軽減税率の有無)
- 写真(できれば商品ごとに1枚)
- カテゴリ(ドリンク/フード/デザート等)
- オプション(トッピング、サイズ、辛さ等)
- 売り切れ運用(在庫切れの表示・切替のルール)
STEP4:決済設定
「かんたん注文」のモバイルオーダーでは、注文だけでなく決済までスマホで完結でき、注文時決済/退店時決済などに活用できます。
また、例としてクレジットカード決済/モバイル決済ともに手数料“1.98%〜”と記載があります(※適用条件や対象決済は要確認)。
決済設定の実務ポイント
- 「どのタイミングで決済させるか」(注文時/退店時)を先に決める
- 返金・取消、分割会計などの運用ルールを整理しておく
- 現金運用を残す場合、レジ周りの導線(混雑・列)も合わせて見直す
STEP5:実運用開始
公式の流れでは、各端末のアカウント・パスワードでログインして利用開始。運用開始直後は「いきなり完全移行」より、次の順で慣らすと失敗しづらいです。
- まずは“混雑しない時間帯”でテスト運用(スタッフ同士で注文→厨房→会計まで通す)
- 次にピーク帯の一部席だけ適用(全席導入だとトラブル時の影響が大きい)
- 最後に全席へ展開(想定問答・店内掲示も整える)
利用開始後のサポート体制
FAQでは、導入後サポートとして以下が案内されています。
- 無償サポート:LINEでのリモートサポート(平日10:00〜18:00)、メールサポート(受付24時間/回答は平日10:00〜18:00、原則当日返信)
- 有償サポート:LINEリモートサポートの拡張(365日10:00〜21:00)
- オンラインチャット:リアルタイム質問(受付時間は無償/有償の受付時間に準拠)
「営業中に困ったら誰にどう連絡するか」を、店長・リーダーだけでなくアルバイトにも共有しておくと、現場が安定します。
かんたん注文はどんな人におすすめ?導入判断チェックリスト

導入前に「自店にフィットするか」を見極めるために、チェックリスト形式で整理します。
向いている事業者の特徴
- 注文取り/会計で人手が取られ、ピークが回らない
- お客様がスマホ利用に抵抗が少ない(若年層が多い、観光地など)
- 注文〜会計の一部をセルフ化し、スタッフは配膳・接客に集中させたい
- 店舗側はスマホ/タブレット、管理者はPCで売上などを管理したい
- まずは小さく始めて、必要に応じて機能を拡張したい(0円プラン〜)
- インバウンドや外国人スタッフが多く、多言語対応を重視したい(口コミでも評価あり)
導入をおすすめできないケース
- 短期イベント出店など、2年契約がネックになる(契約期間は利用開始日より2年間)
- 店舗のネット環境が不安定で、通信トラブルが頻発しやすい
- 顧客層がスマホ注文に強い抵抗を示す可能性が高い(高齢層中心など)
- 独自要件が多く、既存業務フローをほとんど変えられない(“現状維持”前提)
- メニュー登録や初期設定に時間を割けない(写真・商品設計が未整理)
他サービスとの比較!かんたん注文は競合と比べてどう?

「かんたん注文」が合うかどうかは、何を解決したいか(注文/会計/オンライン販売)で比較の軸が変わります。ここではカテゴリ別に整理します。
モバイルオーダーサービスとの比較
一般的なモバイルオーダーは「注文取りの省人化」に強い一方、POS・会計・店外注文の管理は別システム、というケースもあります。
その点「かんたん注文」は、POS・ハンディ・モバイルオーダー・TTO・店外注文などをまとめて提供する位置づけです。さらに、モバイルオーダーでは注文から決済までスマホで完結できます。
結論
- 「注文」だけでなく、会計・運用全体を一体で整えたいなら、かんたん注文のような統合型が有力。
- 「注文だけ追加したい」なら、既存POSとの相性を優先してモバイルオーダー単体導入も選択肢。
POSレジアプリとの比較
POSレジアプリは「会計・売上管理」を低コストで整えやすいのが強みです。たとえばAirレジは、公式に0円で使えるPOSレジアプリとして、注文入力・会計・管理・分析、サポートまで無料で使える旨を掲げています(※Airレジ オーダーは別扱い)。
結論
- 「まずは会計を整える」「レジだけ欲しい」なら無料POSは強い。
- 「注文導線のセルフ化(省人化)まで一気にやりたい」なら、かんたん注文の統合導入が検討対象。
(補足)決済手数料の考え方も比較ポイントです。例としてSquareは、対面カード決済手数料が2.5%〜。「月額0円でも、手数料がどれくらい出るか」は必ず試算しましょう。
ECカートシステムとの比較
ECカート(ネットショップ)は「オンライン販売」に最適化されています。たとえばBASEは、スタンダードプランが初期費用0円・月額0円で、販売時に決済手数料3.6%+ 40円+サービス利用料3%が発生。
Shopifyも、公式に無料体験とプラン選択(多店舗・実店舗販売含むオールインワンのコマース基盤)を案内しています。
結論
- 「通販・配送・オンライン集客」が主戦場ならECカートが第一候補。
- 「店内の注文・会計を回す」が主戦場なら、かんたん注文のような店内運用向けが向きます。
どう選ぶべきかの指針
最後に、迷いがちな店舗向けに“選び方の順番”を紹介します。
- 課題を1行で言う
例:「注文取りで回らない」「レジ待ちが長い」「テイクアウトを伸ばしたい」「ネット販売を始めたい」
- 課題が発生する場所を特定
店内(注文・配膳・会計)/店外(予約・テイクアウト・デリバリー)/オンライン(EC)
- 必要なカテゴリを決める
店内の省人化 → モバイルオーダー/統合型
会計の整備 → POS
ネット販売 → ECカート
- 導入条件を現実に落とす
契約期間(2年の可否)
決済手数料(1〜3%台が多い。自店の売上規模で試算)
サポート時間(営業時間に合うか)
周辺機器・設置(購入・発送→設置の工程があるか)
この順番で整理すると、「高機能だから」ではなく「自店のボトルネックを最短で潰せるから」という判断ができます。
まとめ:かんたん注文は小規模事業者の業務効率化と売上向上に役立つ注文・決済システム
かんたん注文は、来店客がスマホでセルフ注文でき、店舗側はスマホ/タブレットで注文・会計、管理者はPCで売上などを管理できる仕組みとして整理されています。
また、POS・ハンディ・モバイルオーダー・TTO・店外注文などをまとめて提供し、省人化や売上向上を狙う位置づけが公式に示されています。
実際に公開されている導入店舗の声でも、スタッフ削減や客単価アップ、多言語対応による運用改善などが可能。「人手不足」「回転率」「注文ミス」「インバウンド対応」に悩む小規模店ほど効果を得やすいでしょう。
導入判断では、以下を押さえた上で、問い合わせ→見積もり→小さく試す、の順で進めるのが堅実です。
- “店内の注文・会計”をどこまでセルフ化するか
- 契約期間(2年)を許容できるか
- 決済手数料・周辺機器を含めた総コストが見合うか
