「動画マーケティングの成功事例を知りたい!」
「会社のイメージが上がるようなマーケティング動画とは?」
顧客にも採用にも使われる会社紹介動画。
現在では、マーケティングの手法の1つとして動画は使われており、上手くいっている企業の多くは使用しています。
では、どんな風に動画を作って、広めればいいでしょうか。
本記事では、動画マーケティングの成功事例から作り方までご紹介します。
マーケティング動画とは

マーケティング動画とは、動画コンテンツを活用して集客・宣伝・販売促進を行うマーケティング手法のことを指します。
近年ではスマートフォンの普及とSNS(YouTubeやTikTokなど)の浸透により、動画を主軸としたプロモーションがあらゆる業界で主流になりつつあります。
実際、近年では動画広告市場が急速に拡大しており、今や企業のマーケティング戦略において動画は欠かせない存在となっています。特にTikTokやInstagramリールなどの縦型ショート動画は、Z世代を中心に生活の一部として定着しており、一夜にして大きな反響を呼ぶ事例も増加中です。こうしたトレンドを背景に、多くの企業が動画を活用したプロモーション施策へと積極的に取り組み始めています。
なお、マーケティング動画とは単に動画を制作・配信することだけを意味するものではありません。重要なのは、「誰に、何を、どのように伝えるか」という戦略設計を行い、配信後の効果測定・改善までを含めたPDCAを回していく“マーケティング全体の流れ”を意識することです。
つまりマーケティング動画は、視聴されるだけではなく、行動を促す設計ができてこそ本来の役割を果たすのです。時代のニーズに応じて、視覚的に「伝わる」動画マーケティングの重要性は今後ますます高まっていくでしょう。
【メーカー】食料品・飲料・日用品メーカーなどの成功事例
1. 明治「#推しチョコグランプリ」TikTokキャンペーン
明治が2024年のバレンタインシーズンに展開したTikTokプロモーション「#推しチョコグランプリ」は、Z世代をターゲットにしたユーザー参加型のハッシュタグキャンペーンです。
動画概要
人気アイドルグループ・FRUITS ZIPPERが出演するプロモーション動画では、明治のオリジナルチョコレートソングを軽快に歌いながら、ユーザーに「推し(好きな人・キャラ)への愛」をチョコで表現した動画の投稿を呼びかけました。
短尺の縦型動画と耳に残るキャッチーな楽曲で、TikTokに慣れた若年層の参加意欲を高める仕掛けとなっています。
施策のポイントと成果
本キャンペーンでは、「本命より“推し”重視」という近年のZ世代のバレンタイン傾向に着目。自分の“推し”に向けた愛情表現としてチョコレートを活用する企画にすることで、参加のハードルを下げつつUGC(ユーザー生成コンテンツ)を自然に誘発しました。
TikTok内には特設ページが設置され、参加者には抽選で景品をプレゼントするなど、投稿インセンティブも用意。キャンペーン期間中には関連ハッシュタグの総再生回数が数億回規模に達し、大規模な話題化に成功しました。
SNS上での可視性が高まり、明治チョコレートは若年層の間で強い存在感を放ち、ブランド認知の向上とバレンタイン市場でのポジション確立に大きく貢献した事例といえます。
2. 「BOSS」|サントリー
大手飲料メーカーのサントリーは、ほぼすべてのブランドで YouTube を活用。リーチ獲得だけでなくファンとの繋がりや強いエンゲージメントを築き上げている。
施策ポイントや成果
〈リーチ獲得とファンとの繋がりの強化を両立〉
消費者のメディア環境が多様化している今、サントリーはテレビCMだけでは届かない層へYouTubeを活用してリーチを図っています。また、リーチ獲得だけでなく新たなファンの醸成もYouTubeで行っており、より強いエンゲージメントを獲得することを目指しています。
〈消費者の興味関心に寄り添う〉
缶コーヒー「BOSS」の動画広告では東宝や東京メトロとコラボし、仕事にスポットを当てた動画広告をYouTube上で展開。「ゴジラ」とのコラボ動画では、初代ゴジラの「中の人」を務めた中島春雄氏を動画にしたり、東京メトロとのコラボでは銀座線の引退車両の動画を作成するなど、一定数の消費者ごとの興味関心に寄り添ったコンテンツを届けることでファンの獲得につなげています。
〈好感度・広告想起が上昇〉
ブランドリフト調査では、ゴジラの動画広告で好意度が7.7%、東京メトロの動画広告で広告想起が11.2%増え、結果が数字に現れました。
Think with Google.「リーチだけじゃない、スモールマス戦略やファンの獲得につなげたソフトバンクとサントリーの YouTube 活用法」(参照 2022-04-14)
3. 「バブルーン」|アース製薬
新型コロナウイルスの影響でイベントなど 販促活動に制限がかかる中、 アース製薬はデジタル販促に注力。 2020年、SNS公式アカウントに投稿した動画が 一般ユーザーの目に留まり大きな話題に。
施策ポイントや成果
〈各SNSに話題の種まき〉
アース製薬の扱う商品ラインナップは害虫対策商品なども含むため、本来は動画映えするSNSには向かないと思われました。しかし、多チャンネル化が進む中で、アース製薬はInstagram、Facebook、YouTube、ママ系外部メディアなどさまざまなメディアにコンテンツを展開していきました。
〈TikTokを中心にシェアされ大きな話題に〉
戦略的に投稿した、トイレ・洗面台用洗剤「バブルーン」を使用する動画がTikTokで大流行。「#バブルーン」の ハッシュタグが1億回以上の再生回数を記録しました。約1ヵ月間トレンドTop10にランクイン。 Twitter・YouTubeなどでも投稿が相次ぎ、 HIKAKIN氏など有名インフルエンサーも動画を投稿。店頭では一時品薄状態になり、売上は前年比6倍(2020年8~10月店頭売上)を叩き出しました。
SMMLab.「「#バブルーン」がTikTokで1億回再生し大ヒット!アース製薬が仕掛けるSNS販促戦略」,(参照 2022-04-14).
4. 「超快適マスク」|ユニ・チャーム株式会社
ユニ・チャームは「超快適マスク」の広告にTVcmとYouTube動画広告を併用し、ブランドリフトと新規認知獲得の両面で成果。効果測定では、テレビで到達できないリーチをYouTubeで獲得できたことが可視化された。
施策ポイントや成果
〈縦動画を含む複数動画を作成〉
YouTubeでは最長6秒のスキップ不可能なバンパー広告を、「パッケージ訴求形」「風邪訴求形」など目的別に作成しました。さらに従来の横型動画に加え縦型動画を併用し、計8種類の動画でブランドリフト上昇を期待し広告を出稿しました。
〈ニーズに合わせた視聴者設定〉
時期ごとのシーケンスとして「ティザー期」「テレビCM期」「テレビCM終了後のリマインド期」を定義し、視聴者は「25〜44歳女性」「会社などで働く女性」「マスク需要層」といったニーズに合わせた設定を行いました。
〈TVより安価にリーチ拡大・マスクシェア1位に〉
テレビのみでは適切な視聴者に対して50.13% のリーチだったのに対し、YouTube動画広告と組み合わせることで62.47% へとリーチを拡大。特に25〜34歳の女性層へのリーチ単価はYouTubeの方がテレビよりも39%安価にリーチできることが判明しました。ユニ・チャームのマスクの市場シェアは過去10年で最高を記録し、マスク市場で No.1 のシェアを獲得(2018年1月~2019年4月)しました。
【不動産・建設業界】住宅やインテリアなどの成功事例
1. 注文住宅「クラシホーム」
動画概要
愛知・岐阜・三重エリアで注文住宅を展開するクラシスホームは、公式TikTokアカウント(@clasishome)で、「暮らしをデザインする」をコンセプトに上質な住空間を紹介する動画コンテンツを発信しています。
ルームツアー形式の動画では、夜景が美しい中庭のある家、ガレージ付きのモダン住宅など、若年層が憧れる住まいを高品質な映像で紹介。流行のBGMをいち早く取り入れ、建築・インテリアと音楽の融合による“没入感のある短編作品”として仕上げている点も特徴です。
施策ポイントと成果
クラシスホームのTikTok戦略は、「派手な企画」ではなく、あくまで住宅そのものの魅力を丁寧に映すことに特化。トレンド楽曲を素早く取り入れることでTikTokの“おすすめフィード”に表示されやすくし、動画の露出と再生数を着実に伸ばしました。
結果、フォロワーは6.7万人以上に急成長。視聴者からは「こんな家に住んでみたい」「ここで家を建てたい」「社員の人柄にも惹かれた」といった声が集まり、採用・ブランディングの両面においてポジティブな波及効果をもたらしています。
さらに、社員の私生活やオフショットを交えたコンテンツも定期的に発信し、“等身大の企業”としての親しみやすさを醸成。地元密着の工務店でありながら、SNS運用を通じて広域の若年層ユーザーとの接点を築いた好例です。
2.「THE ROOM TOUR」|株式会社ザルームツアー
株式会社ザルームツアーは家づくりに関するコンテンツを配信するSNSを跨いだメディア。実際に家を建てた方のルームツアー動画を公開。
施策ポイントや成果
〈複数の動画プラットフォームを連動〉
SNSメディアTHE ROOM TOURは、こだわりの一戸建てマイホームを持ちたい人をメインターゲットに据え、インスタグムを中心にルームツアー動画を配信しています。
Instagramの他にもYouTube、TikTokなどの動画プラットフォームと連動し効果的にコンテンツを発信することでSNS総フォロワー数43万人を突破しました(Instagram: 28.5万人、TikTok:10.2万人、YouTube:5万人)。
〈住宅会社向け広告掲載プランを開始〉
住宅会社の物件をInstagramに掲載したところ、2週間で平均3500万円の住宅が3件契約成立。
この実績をもとに、住宅会社向けにInstagram広告掲載プランを開始すると発表しています。
PR TIMES.「注文住宅業界で日本一のSNSフォロワー数を誇る「THE ROOM TOUR」が住宅会社向けInstagram広告掲載プランを開始」
3.「北欧、暮らしの道具店」|株式会社クラシコム
ECサイトで生活道具やファッション小物、洋服を販売。公式YouTubeアカウントではターゲットの30~40代女性に合わせた動画コンテンツを発信し、大きな支持を得る。
施策ポイントや成果
北欧、暮らしの道具店はYouTube上で「オリジナルドラマ」「ドキュメンタリー」「Vlog」などのカテゴリごとにシリーズを展開し、人気コンテンツとなっています。こういったシリーズ企画は他のチャンネルでも再生されやすいコンテンツで、ターゲット層である30〜40代の女性から人気があります。
また、シリーズ化により世界観が統一され企画のクオリティも安定。閲覧者は次のエピソードを見るためにチャンネル登録し、登録者には他シリーズの動画を訴求するというサイクルを生み出しています。
【旅行・サービス】交通や飲食などの成功事例
1. イタリア料理店「grigio e ago」
大阪の能勢町にある古民家を改装したイタリア料理店。お店の雰囲気やコンセプトを伝える2分程度のプロモーションビデオをYouTube上に公開。
施策ポイントや成果
イタリアンレストランのプロモーション動画です。店舗の外観、内観を紹介しながら、厨房の映像や調理過程の様子を反映し、提供される料理を美しい映像で視覚的に紹介しています。
静かでゆったりとした店舗の雰囲気を感じられ、YouTubeで1万回以上再生されるなど、ホームページや文章では伝えきれない情報を効果的に伝えることに成功しています。
2. 「BLUE SKY NEWS」YouTubeチャンネル|ANA X株式会社
ANA X株式会社運営のYoutubeチャンネル 「BLUE SKY NEWS」 は、ブランディングなどを目的に運用。
施策ポイントや成果
〈社員を動画にキャスティング〉
インフルエンサーの起用はあまり行わず、 ANAグループに勤めるCAやパイロット、整備士 の方々を動画にキャスティング。 それぞれの部署の仕事紹介や、 始業から終業までの1日密着動画を発信しているほか、福井や鳥取などの地域の情報を客室乗務員がPRする動画で国内旅行への興味喚起を促しています。
〈登録者数増〉
チャンネル登録者数は12万人を突破。CA1日密着動画の視聴回数は580万回以上再生されています(2022年4月現在)。
〈社員のモチベーションUP・採用プラットフォームとしても〉
社員をキャスティングしたことで社員の主体性が向上。モチベーションがアップしたという声や、社員自ら出演希望する声も上がっています。
また、副次効果として採用プラットフォームとしての役割も。視聴者若年層の視聴が多く、検索ワードのデータから仕事内容を知る目的でも利用されています。
AnyMind.「AnyMind Groupが支援するANA公式YouTubeチャンネル「BLUE SKY NEWS」がチャンネル登録者数10万人を突破!」, (参照 2022-04-14).
【教育・人材】大学や専門学校などの成功事例
1. キッカケ物語|桜美林大学
動画概要
桜美林大学が制作したWEBドラマ『キッカケ物語2024』は、現役学生が出演し、障がいのある学生の日常に焦点を当てたショートドラマ形式の採用ブランディング動画です
作品は前半・後半で構成され、座談会風のシーンを挟みながら、当事者のリアルな声や意外なエピソードを交えて展開。大学で起こる“ささやかなきっかけ”を積み重ねながら、視聴者に共感と気づきを与えるストーリーが丁寧に描かれています。ドラマの随所にキャンパス風景や授業、サークル活動の様子も盛り込まれており、大学生活の魅力が自然と伝わる構成です。
施策ポイントと成果
この動画の最大の特徴は、「特別視しない」という姿勢を明確に打ち出している点です。障がいの有無にかかわらず、“誰もが自然体で過ごせる環境”をメッセージの核に据え、「善意だけに頼らない仕組みの重要性」を静かに、しかし力強く伝えています。
また、作品の最後に登場する「大学に入ることや夢を持つことに、素晴らしい理由はいらない。人生に、最高の予想外を。」というコピーが、多くの視聴者の心に響く要素に。SNS上では「胸が熱くなった」「自分も頑張りたくなった」といった感想が広がり、同世代の学生のみならず、保護者層からの共感と拡散も獲得しました。
この動画は、桜美林大学が持つ“人に寄り添う姿勢”と“多様性を受け入れる土壌”を明確に打ち出し、大学ブランドの共感度や志願者への訴求力を高めることに成功したブランディング事例です。
2. 「エディター養成プログラム」|産業能率大学
産業能率大学は東京都世田谷区に本部を置く私立大学。公式YouTubeチャンネルでは大学や授業の紹介や学生インタビューなど、多くのを情報を発信。
施策ポイントや成果
産業能率大学アクティブラーニング型の授業を多く取り入れており、その様子を紹介する動画をYouTubeで発信しています。
元編集者から雑誌づくりのノウハウを学ぶ「エディター養成プログラム」の紹介動画では、単にプログラムの概要を解説するのではなく、実際に学生たちが試行錯誤しながら雑誌を作り上げていく姿に焦点を当てています。視聴者に学生の経験を追体験させることで、プログラムへの理解を深める効果があります。
3.「チャレンジ1ねんせい」|株式会社ベネッセコーポレーション
ベネッセはテレビ画面での YouTube広告(YouTubeコネクテッドテレビ広告)向けに実験的に広告配信を行なった。
施策ポイントや成果
〈ABCDフレームワークの活用〉
テレビでオンラインコンテンツを楽しむ人が増えたことを受け、ベネッセはテレビ画面での YouTube広告(YouTubeコネクテッドテレビ広告)配信を行いました。
TVcmを素材とし、配信向けにABCDフレームワークを適用して変更を加えた動画を作成しました。
・Attention:関心を引き込む
・Branding:ブランドを認知してもらう
・Connection:ブランドストーリーと視聴者の感情を結びつける
・Direction:望むアクションを明確に提示する
「TVcmより視認性を強化した動画」「逆L字型のバナーを追加してアクション提示を強化した動画」「冒頭にオファーを追加してAttentionを強化した動画」をそれぞれ配信しました。
〈ブランド認知向上〉
結果、コネクテッドテレビ広告において、「視認性を強化した動画」と「Attentionを強化した動画」にブランド認知の上昇が見られました。「逆L字型のバナーを追加した動画」に関してはコネクテッドテレビ広告だけでのアップリフトは見られませんでしたが、コネクテッドテレビ・PC・モバイル・タブレットの配信を統合した結果では最も高いアップリフトを記録しました。
Think with Google.「4 つのクリエイティブでコネクテッドテレビでの認知効果を検証——ベネッセと探る「ABCD フレームワーク」」,(参照 2022-04-14).
4. Manpower to you「残業中の田中部長」篇|マンパワーグループ株式会社

マンパワーグループは日本最初の人材派遣会社だが社名認知に課題も抱えていた。2021年、約10年ぶりに認知向上を目的に広告キャンペーンを実施、成功をおさめた。
施策ポイントや成果
〈インパクトとメジャー感を両立〉
マンパワーグループは業界の老舗として、質を重視した認知の獲得を目指していました。インパクトとメジャー感の両立を狙い、動画には遊び心のある話法に伝統的な歌い込みの手法を掛け合わせました。
〈地方支店と連携し媒体を選定〉
地方でも効果が見込めるよう地方支店と連携。YoutubeやYahoo!広告、SNSなど、大多数にリーチできる媒体を選定し、企業向けにもDOOHコミュニケーション(デジタルサイネージを活用した広告)を実施しました。
〈短期間で多くの視聴回数記録〉
1ヶ月弱という短い期間で、YouTubeの視聴回数:約1,900万回、タクシーアドの再生回数:約1,520万回を達成(キャンペーン時期:2021年9月6日〜9月末)。コーポレートサイトのトラフィックが約3倍増、指名検索数も倍増するなど大きな成果を上げました。
MarkeZine. 「動画広告で指名検索経由のCVを2倍に マンパワーグループが10年ぶりの認知獲得施策に込めたねらいとは」, (参照 2022-04-14).
【小売・ファッション業界】アパレルブランドなどの成功事例
1. 株式会社ANAP
◆ 株式会社ANAP
ファッションブランドを展開し幅広い女性から支持を受ける株式会社ANAP
認知拡大を目的に、ターゲット層が多いYouTubeにてインストリーム広告動画を運用
施策ポイントや成果
〈構成に工夫〉
YouTubeのインストリーム広告は動画の最初や最後、もしくは動画の途中で再生される広告のことで、5秒視聴すればスキップすることも可能です。そのためブランド名を冒頭に出すことで確実に見られるようにし、その後は商品がしっかり分かるようにしています。広告の形式に合った構成になるよう工夫されています。
〈幅広いコーディネートを訴求〉
商品点数が多いため、幅広いコーディネートも訴求ポイントとなります。画面の切り替え頻度を多くし、数秒毎に5〜6着ほどコーディネート例を出して効果的にアピールを図っています。
KAIZEN PLATFORM.「動画広告で指名検索は640%増加も。オンラインとオフラインの両立を目指す、ANAPの新戦略」 (参照 2022-04-14)
2. “I will what I want” |UNDER ARMOUR
アメリカのスポーツウェアブランドのアンダーアーマーの動画は、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで受賞するなど、世界中で話題に。
施策ポイントや成果
〈SNSのバッシングを逆手に〉
元々女性ターゲット層を勇気づけるというコンセプトの動画シリーズがあり、今作はその中の一本。今回アスリートではなくモデルを起用したということでSNS上で賛否両論の議論に発展しました。動画ではその実際のコメントが壁に表示される中、彼女がサンドバックを黙々と打つ姿が流れ、ブランドメッセージを強く印象付けました。
〈ブランディングに成功〉
再生回数は37万回以上を記録。カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(2015年)でサイバー部門のグランプリを始め、複数の賞を獲得するなどブランディングに大きく貢献しました。また、Webサイトへのアクセスは42%UP。売上も28%UPしました。
【製造業】自動車・精密機器メーカーの成功事例
1. 「トヨタイムズ」YouTubeチャンネル|トヨタ自動車株式会社
トヨタイムズは2019年にスタートしたトヨタ自動車のオウンドメディア。TVCM・新聞・webサイト・SNS・YouTubeと様々なメディアを横断して展開。情報のハブとしてWebサイトと併用してYouTubeを活用。
施策ポイントや成果
社内外広報・広告・SNSの境をなくし、情報のハブとしてYouTubeチャンネルを開設。テレビCMと記事を連動した映像を配信。コンテンツは長尺取材映像や対談、社長スピーチなど。
テレビCMだけでは伝え切れないストーリーや記事だけでは知ることのできない臨場感を感じられるような動画を配信。同時に、マスメディアでリーチできない層へのリーチ・トヨタイムズの記事への誘導・チャンネル登録者の増加を目的にYouTube広告を運用、成果につなげている。
MarkeZine. 「“想いや体温”もさらけ出す――トヨタの本気のオウンドメディア「トヨタイムズ」のYouTube活用」 (参照 2022-04-14).
2. 「THE EPIC SPLIT(英雄的開脚)」|VOLVO TRUCKS
自動車メーカーVOLVOは、ボルボ・トラックの「THE EPIC SPLIT(英雄的開脚)」というウェブ動画を公開したところ話題を呼び、2014年のカンヌライオンズではフィルム部門グランプリを始め、数々の賞に輝いた。
施策ポイントや成果
〈操作の安定性を効果的に伝えるアクション〉
有名アクションスターがバック走行する2台のトラックの間で開脚を行うという衝撃的な映像は、トラックのハンドル操作の安定性を非常に効果的にアピールしました。ドラマ性を排除したこの動画は結果的にインパクトをストレートに視聴者へ伝えることに成功。公開からわずか5日間で再生回数2000万回を超え、その年最大のヒット作品となりました。
〈視聴者によるパロディが拡散を加速〉
動画を面白がった視聴者が、パロディを投稿するようになったことも拡散が加速した要因です。顔のアップから始まり、BGMと共にカメラが徐々に引いて、何かの上に乗りながら開脚するという動画が投稿されるようになりました。「真似したい」と思わせる動画を作ったことで、ボルボは自らの広告コミュニケーションを拡大させることに成功しました。
Forbes.「真似されたもん勝ち ボルボ・トラックの「開脚CM」拡散の秘密」(参照 2022-08-13).
3. 「GoPro」YouTubeチャンネル|Go Pro
Go Proは2002年に設立されたウェアラブルカメラメーカー。公式Youtubeチャンネルは訴求力の高いコンテンツを発信しブランディングに成功。
施策ポイントや成果
Go Proは公式YouTubeチャンネルで使い方をアウトドアを中心にしたPV制作・ブランディングを行い、視聴者に具体的な使用シーンを想起させることで売上につなげました。また、アウトドアに限定したことでクオリティにムラができにくく、安定した動画制作できるという利点も。
【IT・通信】WEB・クラウドサービスなどの成功事例
1.「freee会計」|freee株式会社
freee株式会社は主に法人向けにソフトウェアサービスを提供する企業。ユーザーに必要とされる情報を動画で発信するコンテンツマーケティングを実践している。
動画概要
中小企業や個人事業主向けのクラウド会計ソフト「freee」が掲げるビジョンを描いたブランドムービーです。
経営プラットフォームとして実現したい“少し先の未来”を映像化し、テクノロジーで誰もが自由に事業に挑戦できる世界観を示しています。公式YouTubeチャンネルではこのようなビジョン動画のほか、会計・人事労務の基礎知識やソフトの活用法など、ユーザー目線に立った解説コンテンツも多数公開されています。
堅苦しさを感じさせない親しみやすいトーンで、経理や確定申告の悩み解決から製品紹介まで幅広い動画を配信しています。
施策ポイントと成果
クラウド会計ソフトを提供するfreeeは、YouTube公式チャンネルを活用し、自社製品の使い方にとどまらず、中小企業や個人事業主が直面する会計・人事の課題解決に役立つ動画コンテンツを継続的に発信しています。
例えば、「会計の基礎知識」「確定申告の進め方」など、専門性の高いテーマをやさしく解説したコンテンツや、実際の画面操作を丁寧に見せるデモ動画などを毎週ペースで更新。ユーザーが“困ったときにすぐ頼れる”存在としてチャンネルを位置付けることで、継続的な接点を築いてきました。
その結果、半年でチャンネル登録者数が2倍に増加するなど、視聴者からの支持を着実に獲得。専門的な知識を噛み砕いて提供するスタイルが、「会計に強く、信頼できる企業」というポジティブなブランディングにつながり、見込み顧客のファン化やリード獲得にも成功しました。
動画を通じて継続的な価値提供を行うことで、ユーザーの共感・エンゲージメントを高め、サービス認知の拡大と利用促進の双方に貢献した好例です。自社のノウハウや知見を“無料で共有する”ことで信頼を築き、マーケティング効果を最大化したモデルケースと言えるでしょう。
2.「SmartHR」|株式会社SmartHR
株式会社SmartHRでは、クラウド人事労務ソフトを提供。自社YouTubeチャンネルだけでなくサービスページや広告にも動画を活用
施策ポイントや成果
〈サービスページへの掲載〉
サービスページに動画を掲載する事で、ページを訪れた見込み顧客にプロダクトのデモや、どのような課題を解決できるのかといった情報を効果的に伝えています。
〈広告の使い分け〉
認知拡大にはYouTubeインストリーム広告を、購買刈り取りにはコンバージョン獲得に特化したYouTubeTrueViewアクション広告を使い分ける事で効果を上げています。
株式会社SmartHR 岡本 剛典.「急成長を続ける SmartHR が実践するBtoB SaaS マーケティング戦略」(参照 2022-04-14).
3.「Eight」|Sansan株式会社
「Eight」はSansan株式会社が提供する名刺アプリ。制作した動画が「スマートすぎる名刺交換」としてFacebookを中心に話題になり、認知獲得に成功。
施策ポイントや成果
〈インパクトを追求〉
様々な人数で予想外のフォーメーションで名刺交換が行われ、最後にスマートな名刺交換として「Eight」を使った交換が紹介される動画です。振付師を起用した複雑で緻密な動きがインパクトを生みました。スマートフォンなどの小さい端末でも見やすい演出で、音声を流さなくても面白さが伝わりやすいです。
〈認知拡大に貢献〉
Facebookを中心に話題になり、8,000人を超えるユーザーが友だちに動画をシェアすることで、わずか2日間で100万回以上の再生回数を記録。EightのFacebookページの投稿には1万以上のいいね!がつき、認知拡大に貢献しました。
ZDNet Japan.「2日間で再生回数100万回突破! 「スマートすぎる名刺交換」動画がFacebookで話題に。」 (参照 2022-04-14).
4. 動画社内報「エビちゃん」|株式会社エビリー


DX推進をサポートする株式会社エビリーでは、2021年7月から動画社内報「エビちゃん」を
本格的にスタート。社内エンゲージメント向上を狙う。
施策ポイントや成果
〈自発的な視聴を促すコンテンツ〉
自発的な視聴を得られる動画を分析し、自己紹介や部署間交流といった人間関係、TOPセールスマンのノウハウ公開などの動画コンテンツを提供しました。
〈フェーズごとの戦略立て〉
「認知期」「共感・行動期」「定着期」にフェーズ分けをし、例えば「共感・行動期」には動画をイベント化、再生回数に応じ景品を用意するなど戦略を立て、視聴を活性化させました。
〈エンゲージメントスコア上昇〉
「定着期」以降、再生回数がプロジェクト開始月と比較して700%UP。エンゲージメントスコアが130%UPしました。自己紹介動画やコメントのやり取りを通し、今まで話したことがない社員間の新たなコミュニケーションの形となりました。
日本の人事部. 「連載企画vol.5 動画社内報を成功に導く5つのポイント」, (参照 2022-04-14)
リクルート・採用動画の成功事例
1. 「社員インタビュー」|ロート製薬
動画概要
大手製薬メーカー・ロート製薬は、公式TikTokアカウントを通じて、社員の日常や職場の雰囲気を紹介する採用向けショート動画を積極的に発信しています。中でも特に話題を呼んだのが、「TikTok担当社員の1日」に密着したコンテンツです。
おしゃれなオフィスデザインや見晴らしの良い窓、無料のコーヒーサービスなど、働く環境の魅力がテンポよく映し出されており、視聴者はまるで自分がその職場で働いているかのような感覚で動画を楽しむことができます。堅苦しさを感じさせない自然体の職場風景が、ロート製薬の柔らかな社風を印象づける内容になっています。
施策ポイントと成果
本キャンペーンでは、「若者に自社をもっと身近に感じてもらう」ことを狙い、TikTokに最適化された縦型ショート動画を活用。トレンド感あるフォーマットと社員視点での構成により、Z世代を中心とした視聴者層との心理的距離を縮めました。
コメント欄には「ここで働きたい!」「福利厚生がすごい」「社内の雰囲気が良さそう」などの好意的な声が多数寄せられ、それに対して担当者が丁寧に返信を重ねたことも、ファン醸成とエンゲージメント向上に大きく寄与しました。
結果として、「TikTokでロート製薬を知り、志望した」という応募者も登場し、SNSを通じた採用ブランディングの成果を実証。さらに、「先進的な企業」「SNSに前向きでフレンドリーな会社」といったポジティブなブランドイメージの確立にも成功し、若手人材の応募増加と企業認知の両面で高い成果を上げた注目の事例となりました。
2.「明光義塾」|株式会社明光ネットワークジャパン

個別指導の明光義塾は、大学生の減少と仕事の多様化による人材不足が課題だった
感動的なストーリーの講師募集動画を公開
幅広い視聴者から反響を呼び、社員の帰属意識も向上
施策ポイントや成果
募集を前面には出さず、動画の目的をあくまで塾講師のイメージアップという位置付けで制作。動画で興味を持たせ、募集はサイト上で行う形に。
ターゲットである大学生に向け、動画を全国約60の大学のデジタルサイネージ、YouTube広告に出稿。
実話であることと、冒頭シーンで興味を喚起。講師募集とは最後まで出さず視聴を継続させた結果、ターゲットである大学生の他にも生徒や保護者からも「講師になりたい」「こんな塾に通わせたい」との声があがるなど幅広い視聴者から反響を呼びました。
また、現場の講師も感情移入して視聴。「帰属意識が上がった」「モチベーションがアップした」「仕事に誇りが持てた」という声が多く上がり、やりがいを再確認する機会になりました。
MovieTIMES. 「【インタビュー】「泣ける!」と話題の明光義塾の動画が社内にもたらした意外な効果とは?」, (参照 2022-04-14).
3. 新卒向けの社員インタビュー|八幡自動車商会
山形の軽未使用車販売、車検を専門とする八幡自動車商会の採用動画。日本で初めてランボルギーニを車検した職人さんへのインタビューを通じて仕事への熱意やこだわりを伝える。
施策ポイントや成果
〈風景や社内の映像を交え臨場感を出す〉
職場の雰囲気だけでなく工場周辺の風景などを映すことにより、飽きさせない構成になるほか、働く環境も読み取れるため、応募者にとって参考になります。インタビュー動画ではありますが、社員は作業をしながら話す形をとっているため、職場の様子をそのまま視聴者に届けることができています。
〈社員ごとに動画を分ける〉
Vol.01「日本で初めてランボルギー二を車検した職人」 Vol.02 「海を渡る希望」 Vol.03「受け継がれる意志」と、動画を1本にまとめるのではなく別にすることによって、一つ一つの動画でテーマが絞られ、より強いメッセージを届けることができています。
マーケティング動画で得られる5つのメリット

動画をマーケティングに活用することは、ただ視覚的にわかりやすいだけでなく、企業にとって多くの実用的なメリットがあります。
ここでは、特にマーケティング動画を作る5つの効果をご紹介します。
1. 短時間で多くの情報を伝えられる
動画はテキストや静止画に比べて圧倒的に情報伝達力が高く、限られた時間でも豊富な内容を伝えることができます。
映像と音声を組み合わせることで、ユーザーは受動的に視聴していても直感的に理解しやすく、1分の動画で伝えられる情報量は、文章や画像では表現しきれないほど。
特にスマホでの視聴が主流となっている現在、「短く・早く・わかりやすい」伝達手段として非常に効果的です。
2. 記憶に残りやすく、ブランディングに貢献
動画は視覚と聴覚を同時に刺激するため、記憶への定着率が高いのが特徴です。
人が日常的に受け取る情報の大半は視覚と聴覚から得ていると言われており、動画はその両方を活かすことができます。そのため、ブランドロゴや商品名、企業メッセージなどを印象づけるブランディング施策としても有効です。
感情に訴える演出を加えることで、さらに印象に残りやすい動画となります。
3. 文字では伝わりにくい魅力を表現できる
文章や画像だけでは伝えきれない商品・サービスの魅力も、動画なら実演や動きを通じて具体的に見せることができます。
例えば、化粧品の使い心地や家電の操作方法、サービススタッフの対応など、使用感や雰囲気を伝えることでユーザーの理解と信頼を得やすくなります。
また、施設・店舗紹介では、空間の雰囲気やサービスの流れを“疑似体験”として届けられるため、来店・利用のハードルを下げる効果もあります。
4. コンバージョン率の向上につながる
動画はユーザーの行動を喚起しやすく、購入・申し込みなどのコンバージョンを後押しするメディアとして高い実績があります。
ターゲティング配信が可能なオンライン広告と組み合わせることで、より的確に訴求できるだけでなく、視聴データの分析によって効果検証や改善も容易です。
また、「この商品を使ってみたい」「このサービスに申し込みたい」といった感情を引き出しやすく、結果として購買や問い合わせに直結しやすいのが動画の強みです。
5. SNSとの相性が良く、拡散力が高い
動画はSNSでの拡散性が高く、バズを生むコンテンツとしても有効です。
特にTikTokやInstagramリール、X(旧Twitter)などでは、ユーモア・驚き・感動などの感情に訴える動画がシェアされやすく、一気に認知拡大につながることも。
広告費をかけずとも、ユーザーの共感によって自然なかたちで広がっていく「口コミ型プロモーション」が可能になるため、企業のマーケティングにおける費用対効果も高まります。
動画マーケティングを成功させるための4つのコツ

マーケティング動画は、ただ制作して配信するだけでは成果にはつながりません。
重要なのは、戦略的な設計と継続的な改善。
ここでは、動画マーケティングを成功させるために押さえておきたい4つのポイントを解説します。
1. 目的とターゲットを明確にする
動画制作の第一歩は、「なぜこの動画を作るのか」「誰に届けたいのか」を明確にすることです。例えば、ブランド認知が目的なら広く多くの人に届くようなインパクト重視の映像が有効ですし、購買促進が狙いであれば商品の特徴や魅力を具体的に伝える構成が求められます。
ターゲット設定も非常に重要で、年齢・性別・ライフスタイル・関心ごとなどをもとにペルソナを設計し、適切なメッセージと配信チャネル(YouTube、Instagram、TikTokなど)を選ぶことが、成果に直結します。
2. 顧客視点でコンテンツを制作する
動画の本質は「自己紹介」ではなく「価値提供」です。視聴者が「見てよかった」「役に立った」と感じられる動画でなければ、途中離脱やスキップされてしまいます。
そのためには、ターゲットとなるユーザーのニーズや課題を正確に捉え、それに応える構成にすることが重要です。
役立つ情報・共感できる体験・感情を動かすストーリーなど、ユーザーが“見たい”と思う要素を取り入れましょう。こうしたユーザー起点の動画はSNS上でも評価されやすく、自然な拡散やファンづくりにもつながります。
3. 完璧を目指すより、改善を前提に動く
マーケティング動画は、一発勝負で完成度100点を目指すものではありません。最初は複数パターンの動画をテスト公開し、どの構成や表現がより効果的かを比較検証するのが基本です。
たとえば、タイトル文言、尺の長さ、テロップの有無、導入シーンの演出などを変えたA/Bテストを行い、視聴者の反応(再生完了率、クリック率、コメント内容など)を見ながら改善していきます。
PDCAを前提に「試しながら育てていく」感覚で運用することが、最終的な成果に大きく寄与します。
4. データを分析し、継続的に改善する
動画公開後の分析は、成功と失敗を分ける重要な工程です。目的に応じたKPI(例:再生回数・クリック率・購入数・ブランド想起率など)を設定し、継続的にパフォーマンスを測定・評価します。
たとえば、認知目的の動画であれば視聴完了率や広告想起率、好感度などのブランドリフト指標が重視され、購買促進が目的であればクリック数や問い合わせ件数などが重視されます。
データに基づいて改善を加えていくことで、動画の精度が高まり、費用対効果も最大化していきます。
マーケティング動画の作り方

マーケティング動画を成功させるためには、目的設計から公開後の効果測定まで、段階的なプロセスを踏んで進めることが重要です。
ここでは、マーケティング動画の基本的な制作の流れを5つのステップに分けてご紹介します。
1. 企画・目標設定
最初に明確にすべきなのは、「動画で何を達成したいのか」「誰に届けたいのか」という目的とターゲットの設定です。たとえば、企業ブランディングが目的であれば会社紹介動画を、商品の購入促進が目的であればPR動画やハウツー動画を制作する、といったように、目的に応じた動画のタイプと内容を設計します。
また、視聴者にどんなアクションをしてほしいか(例:資料請求、購入、問い合わせなど)といった“ゴール”も同時に定めましょう。
ターゲット層の年齢・性別・関心・ライフスタイルに合わせて動画の尺や構成、配信チャネルを最適化することが成功のカギとなります。
2. シナリオ・構成の作成
次に、動画の骨組みとなるシナリオ(台本)と構成を作成します。最初の5秒で視聴者の関心をつかみ、中盤で要点を整理し、最後に印象的な締めで行動を促す構成が理想。
可能であれば絵コンテ(ビデオコンテ)を作成し、どの場面で何を映すのか、テロップやナレーションの配置までビジュアルと音声のイメージを具体化しておきましょう。また、社内の確認・承認を早めに得ておくことで、後工程の手戻りを防げます。
3. 撮影(または素材制作)
実写の場合はカメラ・照明・マイクなどの機材を準備し、ロケーションや出演者(社員・モデル・タレントなど)を手配して撮影を行います。
構図・アングル・照明に注意し、必要に応じて複数テイクを撮影しておくと編集時に柔軟に対応できます。
インタビュー動画の場合は、事前に質問項目を準備し、自然なコメントが引き出せるよう配慮することが重要です。一方、アニメーション動画であれば、イラストやモーションの制作を進めます。社内での対応が難しい場合は、専門の制作会社への外注も検討しましょう。
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4. 編集・加工
撮影または制作した素材がそろったら、動画編集に進みます。ジャンプカット(不要な間のカット)やテンポの調整、BGMの挿入、ナレーション・効果音の追加などを行い、見やすく引き込まれる映像に仕上げていきます。
スマートフォン視聴を想定する場合は、特に字幕・テロップの表示が重要です。音声を出さずに視聴されることを前提に、大きめの文字サイズ・視認性の高い色使いで情報を補完し、音がなくても内容が伝わる構成を心がけましょう。
また、SNSや縦型動画への展開を考慮して、動画のフォーマットや比率を最適化することも忘れずに。
5. 公開・配信と効果測定
完成した動画は、目的に応じて自社サイト・YouTube・Instagram・TikTokなど適切なチャネルで公開します。YouTubeでは検索や関連動画経由での流入が、SNSではシェアによる拡散が期待できるため、それぞれの特性を活かした展開がポイントです。
配信後は、以下のようなKPIを設定し効果を測定します:
- 認知目的:再生回数、視聴完了率、インプレッション、広告想起率、好意度
- コンバージョン目的:クリック数、問い合わせ件数、資料請求、購入数
データをもとにタイトル・サムネイル・構成を改善したり、視聴者の反応から次回動画の方向性を見直したりすることで、動画マーケティングのPDCAを回していくことが重要です。
制作会社に依頼する時の相場費用

自社に動画制作のノウハウやリソースがない場合、外部の映像制作会社に依頼するという選択肢は非常に有効です。
特にクオリティや仕上がりにこだわりたい場合、プロの力を借りることでブランドイメージにふさわしい動画に仕上げることができます。
ただし、外注にはそれなりのコストがかかるため、目的や予算に応じた判断が必要です。
一般的な費用相場
制作会社に動画制作を依頼する際の費用相場は、1本あたりおおよそ20万〜200万円程度が目安とされています。内容や用途によって大きく変動しますが、以下は代表的なパターンです。
- 簡易な動画(マニュアル・社内研修・アニメ解説など):20万〜50万円程度
- 中規模の動画(商品紹介・Web CM・採用動画など):50万〜100万円前後
- 企業PR・ブランディング動画(実写・演出込み):100万〜200万円以上
- ハイクオリティなCM・3DCG・アニメーション動画:100万〜500万円超
また、アニメーション動画は内容に応じて10万〜300万円、3DCG動画は60万〜500万円以上が一般的な相場とされています。
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弊社では動画企画や構成から、撮影や編集まで社内ディレクターが一括して対応いたします。
また補助金や助成金を活用したご提案も可能ですので、コストを抑えつつハイクオリティな映像制作をいたします。

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