Airレジ(エアレジ)は、iPad/iPhoneで会計・売上管理ができるPOSレジアプリです。
「無料って本当?」「結局いくらかかる?」「設定や使い方は難しい?」「評判は?」と迷いやすいポイントを、最新情報で紹介。
本記事では、月額0円の範囲と周辺機器(カードリーダー・プリンター等)や決済手数料、管理画面(バックオフィス)の活用、モバイルオーダー/ハンディの考え方、補助金の注意点まで、初めてでも判断できるように解説します。
Airレジとは?個人事業主・小規模事業者に選ばれる理由

Airレジ(エアレジ)は、iPad(またはiPhone)を使って会計・売上管理ができるPOSレジアプリです。
レジ業務に必要な「注文入力・会計」だけでなく、売上の集計・分析や在庫管理、顧客情報の登録など、店舗運営に欠かせない機能をまとめて扱えます。さらに、導入前後のサポートまで含めて無料で使える点が、小規模事業者から支持される大きな理由です。
Airレジの基本概要(レジアプリとしてできること)
Airレジでできることを、店舗運営の流れに沿ってざっくり整理すると次のとおりです。
| 注文入力・会計 | ・商品をタップして会計、レシート/領収書の発行 ・席・担当者ごとの状況管理なども可能(飲食店) |
|---|---|
| 管理・分析 | ・日々の売上が自動集計され、いつでも確認できる ・顧客情報の登録・会計への紐付け ・会計と連動した在庫管理 |
| サポート | 電話・チャット・メールでのサポート(導入前後含む) |
これらを初期費用・月額費用・サポート費用すべて0円で利用できます(※別サービスの「Airレジ オーダー」機能は除外)。
また、Airレジは「AirID」という共通アカウントで利用する仕組みです。AirIDを起点に、決済(Airペイ)や予約、シフトなどの周辺サービスとも連携しやすいのが特徴。
対応業種(飲食店・小売・美容室など)
Airレジは「飲食だけ」ではなく、幅広い業種での利用を想定して設計されています。公式の業種別ページでは、主に以下のカテゴリが案内されています。
・飲食店(カフェ・喫茶店、レストラン、居酒屋、バーなど)
・小売店(アパレル・古着屋、パン屋、イベント・催事、雑貨、食品など)
・サービス・美容(美容室、ネイルサロン、クリーニング、宿泊・観光など)
・医療機関(クリニック・病院、薬局など)
たとえば小売向けには、CSVでの商品一括登録やバーコードを使った在庫・棚卸など、「品数が多い業態」を前提とした機能も打ち出されています。
Airレジが「無料で使える」と言われる仕組み
Airレジが「無料」と言われるのは、単なる“お試し無料”ではなく、レジアプリ単体の利用料がずっと0円だからです。公式にも、契約料や月ごとの利用料がかからず、機能やサポートまで含めて0円で利用できます。
ただし、実運用では次のような“周辺コスト”が発生し得ます。
- 端末・周辺機器代:iPad/レシートプリンター/キャッシュドロアなど
- キャッシュレス決済の手数料:Airペイ等を利用する場合
- 有料の周辺サービス:例)飲食店向けのオーダーシステム「Airレジ オーダー」など(必要に応じて選択)
「アプリ利用料は無料。ただし、必要に応じて周辺機器や決済サービスを組み合わせて“店舗に合う形に拡張する”」というのが、Airレジの費用感です。
Airレジの料金体系!月額・手数料・周辺機器の費用

ここでは、Airレジ導入時に読者が混乱しやすい「何が無料で、どこにお金がかかるのか」を分解して整理します。
Airレジの月額料金と初期費用
Airレジは、初期費用・月額料金ともに0円です。導入前後のサポートも含めて費用はかからず、機能の利用制限も基本的にありません。
まずは「レジ業務の土台を無料で整える」→必要に応じて周辺サービスを追加、という導入が可能です。
決済手数料(クレジットカード・QR・キャッシュレス)
Airレジ自体は無料ですが、キャッシュレス決済を受け付ける場合は決済サービス(代表例:Airペイ)を利用し、売上に応じた決済手数料が発生します。
Airペイの手数料は以下のとおりです。
| クレジットカード・電子マネー | 3.24% |
|---|---|
| 交通系電子マネー | 2.95%(非課税) |
| QRコード決済 | ・COIN+:1.08%(税込) ・その他QR:2.95%(※課税対象のため税込表示は3.24%) |
さらに、条件を満たす場合に限り、Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners Club/Discoverのカード決済手数料を2.48%で提供する「決済手数料ディスカウントプログラム」あり(オンライン決済は対象外、ブランドごとに審査・条件あり/予告なく変更・終了の可能性あり)。
実務的には、「まず通常手数料で見積もる」→「要件に当てはまりそうなら2.48%も検討」という順で考えると、資金計画がブレにくいです。
カードリーダー・プリンター・端末の価格目安
Airレジ導入で“実際にお金がかかりやすい”のは、端末・周辺機器です。
公式の費用ページでは、導入に必要な機器の市場参考価格(2025年5月19日時点)として、以下が目安として掲載されています。
| iPad | 58,800円(税込)〜 |
|---|---|
| レシートプリンター | ・据え置き型:45,300円(税込)〜 ・モバイル型:26,800円(税込)〜 |
| キャッシュドロア | 9,020円(税込)〜 |
| 参考合計 | 113,120円(税込)〜(iPad+据え置きプリンター+ドロア購入の場合) |
一方で、キャッシュレス決済(Airペイ)で必要になるカードリーダーは、Airペイ側で0円(無償提供/貸与)となっています。
初期費用割引・導入キャンペーンの有無
導入時にチェックしておきたい“特典・プログラム”は大きく3つです。
- Airペイ:0円スタートプログラム(カードリーダー代0円)
新規申込向けのプログラムとして案内があり、適用条件(例:申込月の6ヶ月後の月末までに審査通過/新規申込など)となっています。 - Airペイ:決済手数料ディスカウントプログラム(2.48%)
対象カードブランドや条件、対象外(オンライン決済は対象外など)。適用にはブランドごとの審査があるため、「必ず2.48%になる」とは言い切れない点は注意です。 - Airレジ:飲食店向け特典(Airレジ オーダー新規申込特典)
Airレジ単体の話ではなく、飲食店向けの有料オーダーシステム「Airレジ オーダー」を新規申込した方向けに、周辺機器セットを無償提供(特典は数量限定・予告なく変更/終了の可能性、条件あり)。
また参考として、過去に実施されていた「キャッシュレス導入0円キャンペーン(iPad+カードリーダー無償貸与)」は、2025年3月31日で終了しています。
Airレジの使い方を解説!導入から会計までの流れ

ここからは「結局、何から始めればいい?」という読者向けに、導入〜会計までをまとめます。
申し込み〜ログイン画面までの流れ
Airレジの導入は、公式FAQでも「4ステップでカンタン」と整理されています。
- STEP1:AirIDを取得
AirレジはAirID(共通アカウント)を登録して利用します。 - STEP2:iPad/iPhoneからアプリをダウンロード
パソコンからはダウンロードできません。 - ログイン方法
「AirIDまたはメールアドレス」と「パスワード」を入力してログイン。複数店舗を紐付けている場合は、ログイン店舗を選択します。
先にAirIDを作っておくと、Airペイなど周辺サービスの導入もスムーズになります(同じAirIDでログインする設計)。
商品登録・割引設定・在庫管理の設定方法
商品登録は、導入フローのSTEP3として案内されており、基本は「カテゴリー → 商品」の順で登録するとスムーズです。点数が多い場合はCSVで一括登録もできます。
割引設定も、店舗独自の割引(例:常連割・タイムサービス等)を事前登録しておけば、会計時の操作を簡略化できます。
在庫管理は「在庫/棚卸」タブで確認でき、検索・一括編集・棚卸などが可能です。業態によっては「在庫は管理せず棚卸だけ」などの運用もできます。
会計・領収書発行・キャッシュレス決済の操作
会計は、注文入力画面から「支払いへ進む」→支払い方法を選択して金額入力、という流れです。ワンタッチ会計などの設定により、操作回数を減らすこともできます。
領収書は会計完了後に「領収書印刷」から発行でき、宛名を入力したり、会計金額を分割して複数枚発行したりも可能です。
キャッシュレス決済(Airペイ)を使う場合は、Airペイ申込時に利用したAirIDでAirレジにログインし、支払い方法設定で連携します。QR決済ではAirレジ側で会計操作を進めると、Airペイアプリが起動します。
マニュアル・サポート体制の有無
Airレジはサポート体制が比較的手厚く、公式には「電話・チャット・メールで対応」「年中無休」といった案内があります。
- 電話:9:30〜23:00/年中無休(混み合いやすい時間帯の注意書きあり)
- さらに、導入相談は店頭でも可能(サービスカウンターの案内あり)
「初期設定が不安」「周辺機器選定で失敗したくない」タイプの店舗ほど、導入相談→機器選定→設定までをサポートに寄せると、立ち上がりが早くなります。
Airレジの管理画面・バックオフィス機能

Airレジは「現場で会計するアプリ(iPad/iPhone)」と、「パソコンのブラウザで見る管理画面(Airレジ バックオフィス)」を使い分ける設計です。
たとえば、会計・入出金・返品などはアプリ側、一方で売上CSVのダウンロード/商品・顧客の一括登録/在庫の一括編集などはバックオフィス側が中心になります。
売上管理・分析(CSV出力・時間帯分析)
Airレジの売上分析は「今日いくら売れたか」だけでなく、何が・いつ・どの支払い方法で売れたかまで追えるのが強みです。
主にできること
- 日別・月別・年別の売上確認(売上推移の把握)
- 時間帯分析:日別売上画面で「集計対象」を時間別に切り替えることで、時間帯別の平均売上を確認可能
- CSV出力:売上集計CSV・会計明細CSVなど、用途別にデータをダウンロードできる
- CSVは出力項目の選択・並び順の設定も可能
- 会計明細CSVはデータ量が多く、ダウンロードできる期間に制限があるため、月1回のダウンロード推奨。
活用イメージ
- 飲食店:時間帯分析で「ピーク前の仕込み量」「人員配置」「アイドルタイムの販促」を調整
- 小売:曜日×時間で来店の偏りを把握し、シフトや棚替えのタイミングを最適化
在庫管理・棚卸(自動連携)
在庫管理は、商品に在庫数を設定しておくことで会計(販売)と在庫数が自動で連動するのが基本です。売れた分だけ在庫が減るため、在庫切れ・過剰在庫の防止に役立ちます。
主にできること
- 在庫状況の検索・管理(商品ごとの在庫確認)
- 会計と在庫数の自動連携
- 棚卸:在庫管理画面の「棚卸」タブから実施
- CSV一括編集:在庫数をまとめて登録・編集(バックオフィス機能)
ポイント
- 品数が多い業態ほど、在庫の“自動連携+CSV運用”が効いてきます(棚卸の工数削減に直結)。
顧客管理(来店履歴・メモ)
Airレジでは、顧客の基本情報を登録し、会計伝票に紐づけることで来店日・会計回数・会計履歴の確認ができます。
主にできること
- 顧客の名前・電話番号などの登録
- 顧客情報にメモを登録(アレルギーや補足情報など自由記入)
- 会計伝票に顧客情報を紐づけて、来店日・会計回数・会計履歴を蓄積
- 顧客の一括登録(CSV)はバックオフィスから可能(iPad/iPhone側だけでは一括登録・編集は不可)
活用イメージ
- 美容室・サロン:好みやNG事項をメモに残して、接客品質を標準化
- 飲食店:常連対応やアレルギー配慮を、スタッフ間で共有しやすくする
販売設定・割引機能(クーポン・量り売り・免税)
Airレジは「会計する」だけでなく、売り方のルール(割引・税・支払い方法)を設計する機能も充実しています。機能一覧にも、割引/クーポン・金券/量り売り/軽減税率/免税販売などがまとまって掲載されています。
クーポン・金券
クーポンや商品券などを支払い方法として追加設定でき、会計時に選択して処理できます。
割引(例:まとめ買い割引)
「まとめ買い割引」は、割引・割増設定画面から登録し、条件を満たすと自動適用できるタイプです(“個数で割引”“組み合わせで割引”など)。
量り売り
量り売り商品として登録し、注文入力時に重量や数量に応じた金額計算が可能です。なお、量り売りは商品登録の設定(価格設定で「量り売り」選択など)が必要。
免税(※運用上の注意)
機能一覧上は「免税販売」が挙がっていますが、FAQでは他社の免税電子化に対応した免税システムとAirレジを“連携する機能はない”ことが明記されています。
免税販売を行う場合は、Airレジ上では課税商品として登録しつつ、免税システム側で別途処理するなど、外部サービス併用前提の運用になる点は注意です。
点検・精算(レジ締め・入出金)
いわゆる「レジ締め」は、Airレジのレジ点検・精算で行います。営業中の点検(中間点検)や閉店後の精算を行い、ドロア内現金の過不足確認、精算レシートやジャーナル発行などが可能です。
主にできること
- 営業中の点検/閉店後の精算(レジ締め)
- 現金過不足の確認、精算レシート・ジャーナル発行
- クレジットカードや商品券など、支払い方法ごとの会計件数・売上金額確認
- 過不足が出た場合、入出金で調整する運用の考え方もFAQで案内
注意点(複数端末運用)
点検・精算は端末(レジ)単位で行うので、複数台合算の精算はできない点に注意しましょう。複数端末運用の場合は“端末ごと”に締める設計になります。
複数店舗・スタッフ管理(本部システム)
Airレジは、1店舗だけでなく複数店舗の管理にも対応しています。
複数店舗
同じAirIDで複数店舗を管理している場合、バックオフィスに「店舗切り替え」が表示され、ログインしたまま店舗を切り替え可能です。店舗別CSVのダウンロードや、同日比較などがスムーズに行えます。
スタッフ(ユーザー)管理
AirIDの「ユーザー管理」では、ユーザー追加、利用店舗との紐付け、権限変更などができます。
権限は「管理者/一般ユーザー」の2種類で、複数店舗がある場合の管理者権限の扱いも可能です(最大1000ユーザーまで追加可能)。
本部で“数字をひとめで”見るならAirメイトも選択肢
本部・オーナー目線で、店舗状況をスマホで把握したい場合は、Airレジと連携するAirメイト(経営サポート)を併用する運用もあります。Airレジの会計データを使った分析などができ、無料で利用できます。
会計ソフト連携(freee/その他対応)
Airレジは、Airマーケット経由で会計ソフトと連携できます。(freee会計・弥生シリーズ・マネーフォワード・TKC FXシリーズ等)
freee会計連携
手順は大枠で「Airマーケットから連携申請 → freee側で許可 → Airレジで事業所選択」という流れです。
freee側のヘルプでも、Airレジ連携により売上データ取り込みができる旨が更新付きで案内されています。

そのほか(弥生・マネーフォワード等)
Airレジの売上情報や点検・精算時の差額などの会計情報を、弥生シリーズ/マネーフォワードに連携できます。


Airレジのオーダー機能・周辺機器対応

Airレジ単体でもレジ運用はできますが、飲食店で「注文〜キッチン連携〜会計」までを最適化したい場合は、Airレジ オーダーや周辺機器の組み合わせで運用の幅が広がります。
モバイルオーダー(店内・店外)
Airレジ オーダーは、店舗に合わせて複数の注文方法を選べる設計で、その中にモバイルオーダー(店内版/店外版)があります。
- 店内版(店内飲食向け)
お客様がテーブルのQRなどを読み取り、自分のスマホから注文。後払いで、店舗が対応している支払い方法で会計します。 - 店外版(テイクアウト向け)
店外から事前注文サイトにアクセスしてテイクアウト注文。支払いは事前決済のみ。
どちらも「お客様がアプリを入れる必要はない(ブラウザで利用)」旨がFAQで明記されています。
ハンディ(注文端末)
スタッフが注文を取る運用なら、Airレジ オーダーのハンディが中心になります。
・新人でも直感的に操作しやすい
・タッチ操作でキッチンに注文送信
・注文がAirレジに自動連携され、会計時の打ち直しを減らせる
“紙伝票→レジ打ち直し”がボトルネックになっている店ほど、改善効果が出やすい領域です。
バーコードリーダー連携
小売・物販など、商品点数が多い業態ではバーコードスキャンが会計スピードに直結します。
Airレジは対応バーコードリーダーの一覧を公開しており、例としてSocket MobileのSocketScanシリーズ(S720/S700等)や接続方式(Bluetooth)などが記載されています。
プリンター・レシート発行
Airレジは、据え置き・モバイルなど用途に合わせたレシートプリンターを案内しており、対応プリンター一覧もFAQで整理されています。
レシート・領収書まわりは、単に印刷するだけでなく、運用に合わせた設定ができます。
・レシートに印字する内容(店舗ロゴ・基本情報・但し書き等)の設定
・会計時のレシート自動印刷のON/OFF
・領収書は会計完了時に発行でき、分割発行も可能(※プリンター接続が必要)
カスタマーディスプレイ
カスタマーディスプレイは、会計時に商品名・金額をお客様側に見せることで、金銭授受の誤解を減らしスムーズな取引を支援。
Airレジでは、以下のような複数の選択肢が用意されています。
・専用のカスタマーディスプレイ機器(例:DSP-A01など)の案内
・iOS端末をカスタマーディスプレイとして利用する方法(同一Wi‑Fi、Safari利用、Androidはサポート対象外の記載あり)
Airレジの評判・口コミ!実際の導入事業者の声

口コミは「業種」「店舗規模」「運用(現金中心/キャッシュレス中心/多店舗)」で評価が割れやすいため、ここでは複数サイトの傾向をまとめます。
参考として、BOXILでは評価4.15(口コミ20件)として掲載されています(件数・評価は変動する可能性があります)。
ITreviewにも飲食・美容など複数業種のレビューがまとまっています。
良い評判・口コミで多いポイント
よく見られるのは、次の3つです。
- 操作がシンプルで教えやすい
「直感的で、他レジからの移行や新人教育がしやすい」といった声が複数見られます。 - 無料でも実務に必要な機能が揃っている
会計・売上管理・分析など、基本機能を0円で使える点が評価されやすいです。 - 周辺サービス連携で運用を広げられる
Airメイトや、飲食向けのハンディ・オーダー運用など、連携前提で“業務が回る”という声もあります。
悪い評判・口コミで指摘される点
一方で、以下のような指摘も一定数あります。
- 動作・表示が重い/ログインに時間がかかることがある
- 通信環境に左右される場面(電波状況で反映が遅い・不安定に感じる等)
- 周辺機器(プリンター等)まわりの不具合・相性問題が気になるという声
※運用では「対応機器を選ぶ」「接続手順を固める」「トラブル時の切り分け」を決めておくのが現実的です。
「アプリは無料だが、現場で詰まるのは“周辺機器と運用設計”」というパターンが多いので、導入前に想定フローを固めておくと失敗しにくいです。
サポート対応に関する評価
サポートは「助かった」という声と「つながりにくい」という声が混在しやすい領域です。
- ITreviewでは、サポートに相談すると改善が反映される/アップデートがある、というニュアンスのレビューも見られます。
- 一方で「待たされる」「問い合わせ窓口が分かりにくい」といった指摘も見られます。
なお、公式FAQでは問い合わせ手段と受付時間が明記されています(2025年時点で 電話:9:30〜23:00 年中無休、オンラインチャット:9:30〜20:00 年中無休、フォームは24時間受付。電話は12〜18時が混みやすい等)。
また、過去に「平日19時まで」で不便という声があった時期もありますが、公式のお知らせでは2024年7月1日から受付時間を拡大した旨が案内されています。
Airレジのメリット・デメリット

Airレジのメリットとデメリットをそれぞれまとめているため、導入前の参考にしてください。
Airレジのメリット(無料・操作性・連携)
Airレジ最大の強みは、POSレジとしての基本機能を「初期費用・月額費用0円」で使い始められる点です。小規模店舗や個人事業主が「まずはレジをデジタル化したい」と考えたとき、導入ハードルが低いのが特徴。
加えて、Airレジは“無料=機能が少ない”というタイプではなく、現場で必要になる機能を一通り揃えています。公式の機能一覧でも、売上管理・在庫管理・顧客管理・分析・CSV出力など、日々の運用に直結する機能が提供されています。
運用面で評価されやすいのが「連携のしやすさ」です。たとえばキャッシュレス決済は、Airペイと連携することで会計金額の自動連携(再入力の手間・打ち間違いを減らす)が可能になります。
また、通信トラブル時の“止まりにくさ”もポイントです。Airレジは、オフライン状態でも一部機能(注文入力や会計など)を使えます。イベント出店や回線が不安定な場所でも、最低限の会計業務が継続できる設計です。
Airレジのデメリット(機能制限・拡張性)
一方で、導入前に押さえたい注意点もあります。
AirレジはiPad / iPhoneで利用する前提(iOS端末が前提「Androidは原則非対応」)のサービスで、動作端末もiOS系で案内されています。過去にAndroid版の提供終了に関する告知もあり、「Android端末で運用したい」店舗には不向きです。
また、オフラインでも一部機能は使えますが、「オフライン状態ではログインできない」「Airペイや外部決済サービス(Square等)とは接続できない」点に注意しましょう。つまり、“オフラインでも完全に通常運用できる”わけではないため、回線不安が大きい立地ではバックアップ回線の検討が現実的です。
さらに、店内モバイルオーダーやハンディ(注文端末)までやりたい場合、基本的には「Airレジ オーダー」という別サービスと組み合わせる形になります。Airレジ オーダーは月額料金が発生するプラン構成で、たとえば「モバイルオーダー 店内版+キッチンモニター」は月額17,600円(税込)など、運用形態により費用が変わります。
Airレジ公式の費用ページでも「Airレジ オーダーの機能を除く」と注記されており、“無料でできる範囲”の線引きは理解しておくべきです。
最後に、より高度な拡張(外部連携・カスタマイズ)を求めると他サービスが候補になることも。たとえばスマレジは、プラン機能として「アプリマーケット」「API利用」「外部システム連携」などを打ち出しています。こうした“拡張ありき”の運用を想定するなら、Airレジではなく別POSも比較対象になります。
Airレジと主要POS・決済サービスを比較!スマレジ・Square・Airペイとの違い

ここは混同されやすいのですが、Airレジは「POS(レジ)」で、キャッシュレス決済は「決済サービス(Airペイなど)」が担当します。比較するときは「レジ(POS)」と「決済」の役割を分けて考えるのがコツです。
Airレジとスマレジの違いとは?機能・料金・拡張性を比較
料金の考え方
- Airレジ:POSアプリ利用料は0円(初期費用・月額費用・サポート費用0円と案内)
- スマレジ:無料の「スタンダード(1店舗のみ/月額0円)」があり、必要に応じて有料プランへ拡張する設計
複数店舗・拡張性
スマレジはプランによって複数店舗管理やAPI利用などの機能を段階的に追加できるのが特徴です(例:プレミアムは月額5,500円(税込)/店舗、など)。
「最初は無料で試しつつ、将来的に機能拡張したい」というケースでは、この設計がハマることがあります。
端末要件
- Airレジ:iPad / iPhone(iOS)前提
- スマレジ:iOS端末のみ(Androidは非対応とFAQ等で案内)
選び方の目安
- まずはコスト最小でPOS導入 → Airレジ
- 拡張や外部連携(API等)も視野に、段階的に強くしたい → スマレジも要比較

AirレジとSquareの違いとは?レジ機能と決済機能の考え方
Squareは「決済サービス」を中核にしつつ、Square POSレジ(レジアプリ)も無料で提供しているのが特徴です。
料金体系の違い(ざっくり)
- Square:月額固定費は基本0円、かかるのは主に決済手数料。対面決済は条件により2.5%〜、条件外は3.25%〜。
- Airレジ:レジアプリは0円。キャッシュレスを入れる場合はAirペイ等の決済手数料が発生。Airペイは0.99%〜3.24%の範囲。
対応端末
Squareは、サポート対象のiOSまたはAndroid端末にSquare POSレジアプリのダウンロードが可能です。一方、AirレジはiPad / iPhone前提で、Android運用は難しい点が差になります。
選び方の目安
- Android端末も含めて運用したい/決済とPOSをSquare中心でまとめたい → Squareが候補
- リクルートのAir系(Airペイ、Airレジ オーダー等)と合わせて運用したい → Airレジ中心で検討
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AirレジとAirペイの違いとは?レジと決済の役割を整理
ここは必ず整理しておきたいポイントです。
- Airレジ:レジ(POS)アプリ。会計、商品登録、売上管理、在庫管理、顧客管理などを担う。
- Airペイ:キャッシュレス決済(クレジットカード/電子マネー/QR等)を受け付ける決済サービス。決済手数料は0.99%〜3.24%。
両者を連携すると、会計金額が連携され、店舗側の入力ミス・二度打ちリスクを下げやすいのがメリットです。
Airレジは補助金の対象になる?
結論からいうと、「Airレジを入れる=自動で補助金が使える」ではありません。補助金は“導入コストの一部を補助する仕組み”なので、補助対象となる「費用」と「手続き条件」を満たすかで判断します。
IT導入補助金との関係(対象・対象外の考え方)
IT導入補助金2025では、補助対象となるITツールは「IT導入支援事業者が登録し、承認を受けたITツール」であることが求められ、登録されていないITツールは交付申請できません。
また、インボイス枠(インボイス対応類型)では、インボイス対応の「会計・受発注・決済」機能を有するソフトウェア等の導入を支援する、という目的が示され、補助対象の欄でも「ソフトウェア必須」とされています。
この前提に照らすと、Airレジは「無料アプリ」であるため、ソフトウェア購入費として計上しにくい(=補助対象経費を作りにくい)のが実務上のポイントになります。さらに、ハードウェアのみの申請は不可です。
周辺機器・決済端末の補助金活用可否
インボイス枠(インボイス対応類型)では、ハードウェアも補助対象になり得ます。
- PC・タブレット等:補助額10万円以下(補助率1/2以内)
- レジ・券売機等:補助額20万円以下(補助率1/2以内)
ただし重要なのは、以下の条件です
- ハードウェアは「ソフトウェアの使用に資するもの」であること
- ハードウェアのみの申請は不可
つまり、現実的な活用イメージは、“ソフト+機器”セットで要件を満たす形になります。
- 「有償の会計・請求書系ソフト(登録ITツール)」+「その運用に必要なiPadやレシートプリンター等」
補助金を使う場合の注意点
最後に、補助金活用で失敗しやすい注意点をまとめます。
- 交付決定前に契約・発注・支払いをすると補助金を受けられない
公式に「交付決定前に発注・契約・支払い等を行った場合は、補助金の交付を受けることができません。 - 申請は「IT導入支援事業者」と一緒に進めるのが基本
申請フローでも、まずIT導入支援事業者とITツールを選定するのが基本です。 - スケジュールは必ず最新を確認
インボイス枠(インボイス対応類型)の交付申請期間は、2026年1月7日で終了となっています。 - 要件(gBizID / SECURITY ACTION等)にも注意
交付申請要件として「SECURITY ACTION」の宣言が必要になります。
Airレジ導入がおすすめな人・おすすめできない人

Airレジは「利用料0円」で始められる一方、端末(iPad/iPhone)前提で運用設計が必要です。まずは“向き・不向き”を整理しておきましょう。
Airレジ導入に向いているケース
- 固定費をかけずにPOSレジを始めたい人
Airレジは契約料や月額利用料がかからず、アプリ利用料は0円です(条件の制限なし)。 - iPad / iPhoneでレジ運用できる人(Apple端末で統一できる)
AirレジアプリはiPad / iPhoneで利用する前提です。 - “まずは最小構成”で試して、必要に応じて周辺機器を増やしたい人
公式の組み合わせ例では、最小構成は「Airレジアプリ(0円)+iPadまたはiPhone(目安58,800円〜)」となっています。 - イベント出店・移動販売など、モバイル運用をしたい人
モバイルプリンターを足して持ち出す構成例も紹介されています(iPad/iPhone+モバイル型レシートプリンター等)。 - 複数台での運用(レジ複数台・スタッフ端末追加)を考えている人
1つのアカウントで同時に10,000台まで利用でき、端末追加時も基本的に追加設定なくログインして使えます。 - 在庫管理を“売上と連動”させて、欠品・過剰在庫を減らしたい人
在庫管理は、商品に在庫数を設定しておくことで会計と連動して在庫が変動する仕組みです。 - 売上データをCSVで出して、会計・分析につなげたい人
売上データはCSVでダウンロード可能(※PCブラウザでバックオフィス利用時)。
他POSレジを検討すべきケース
- Androidタブレットで“レジアプリ運用”したい人
AirレジはiPad/iPhone前提で、Android版アプリの提供終了。 - 「ネットが不安定な環境」で“キャッシュレス中心”にしたい人
オフラインモードでも注文入力・会計は可能ですが、Airペイ等の決済アプリ連携は利用できません。また、オフラインではログインできないため、事前ログインが必要です。 - 現場の要件が“専用機レベル(セルフレジ・券売機・高度な個別カスタム)”で固まっている人
Airレジは「無料で始められる汎用POS」なので、専用機のような運用要件(券売機・セルフ運用の方式、特殊な周辺機器要件、独自フローの強い制約など)がある場合は、要件を満たす専門POS/専用機も並行比較したほうが安全です(“できる/できない”のズレで導入失敗が起きやすい領域)。
Airレジ導入事例!個人事業主・小規模事業者の活用例

「無料で始められる」Airレジは、小規模でも“数字が見える化”しやすいのが強みです。ここでは業種別に、導入イメージが湧く事例を紹介します。
飲食店(小規模カフェ・テイクアウト)
事例:HIDE COFFEE BEANS STORE(東京都江東区/1店舗・5席)
1人で店舗運営をしつつ、事務作業などの負担も抱えていた中で、Airレジ導入により「管理業務がラクになる」ことを知り、操作の簡単さや導入コスト面(補助金活用)・Airペイ併用でカード決済が可能になる点も決め手になったと語られています。
小規模カフェ・テイクアウトでの“活用ポイント”は次の通りです。
- 会計・売上の記録を自動化して、締め作業のムダを削減
- キャッシュレスを使うならAirペイ等と組み合わせて会計導線をシンプルに(ただし通信が必要)
- テイクアウトを強化するなら、注文周りは追加サービス(モバイルオーダー等)も選択肢
例えば「Airレジ オーダー」では、店外からテイクアウト注文に対応する注文方法もあります。
小売店(アパレル・雑貨)
事例:Retreat(福島県郡山市/1店舗)
常連客が多いアパレル系の小売店で、接客に集中するため業務削減を重視。Airレジ導入後は、店にいない時でもスマホで売上確認できることや、不正防止にも役立つ点、さらにレジ締め・棚卸・決算作業に割く時間が大きく減ったことが語られています。
アパレル・雑貨での“ハマりどころ”は以下です。
- 「接客時間を増やす」ためのバックオフィス短縮(レジ締め・棚卸・売上確認)
- 在庫を売上と連動させ、欠品・過剰在庫の発生を抑える運用
- 商品点数が多い場合は、バーコード運用・入荷処理のルール設計が重要(バーコード入荷などの機能が用意されています)
美容室・サロン
事例:Integration Therapy Jirri(東京都新宿区/個人サロン)
Airマーケット上の事例では、レジアプリ(Airレジ)に加えて、カードリーダー(Airペイ)や予約管理(Airリザーブ)など、複数のAirサービスを組み合わせて活用している内容が紹介されています。
美容室・サロンでの“活用ポイント”は次の通りです。
- 会計をデジタル化して、売上集計・日報作業を軽くする
- 予約〜会計までの導線を揃える(予約管理ツールと併用する設計が効果的)
- スタッフが少ないほど“手戻り削減”が効く(予約変更・メニュー登録・売上確認など)
Airレジ導入前によくある質問(FAQ)

よくある質問を以下にまとめているため、導入前にチェックしてください。
Q. ログインできない場合の対処法は?
まずは次の順で切り分けると早いです。
- ブラウザのCookie設定(AirID/バックオフィスでログインできない原因になりやすい)
正しいID/パスワードでもエラーになる場合、Cookieが無効になる可能性があります。 - 複数店舗運用なら「未送信データ」有無
どこかの店舗に未送信データが残っていると、別店舗ログイン時にエラーになるケースがあります。 - 通信環境
オフラインではログインできないため、オンライン状態でログインしてから運用する必要があります。
Q. 管理画面は複数端末で使える?
はい。Airレジのバックオフィスは、PC・iPad・iPhoneの対応ブラウザで利用できます。
また、AirIDのFAQでは1アカウントで同時に10,000台まで利用可能とされており、複数端末運用の前提があります。
Q. キャッシュレス決済を使わず現金のみの運用は可能?
可能です。オフラインモードでも「現金」および「店舗独自の支払い方法」で会計できます。
キャッシュレス(Airペイ等)は使わない前提で、まずは現金+必要なら“独自の支払”を追加する、という設計もできます。
Q. サポートは電話対応している?
はい。AirレジFAQのお知らせで、2024年7月1日以降、電話およびオンラインチャットの受付時間が「9:30〜23:00(年中無休)」へ拡大。(最新の窓口状況は変更されることがあるため、導入直前に公式FAQの確認を推奨します)
Q. Airレジは本当に無料?月額料金は発生しない?
Airレジの「利用料」は0円で、契約料や月ごとの利用料がかかりません。ただし、iPad/iPhoneなどの端末費用や周辺機器費用は別途必要になります。
Q. インターネットがなくても利用できる?
一部できます。オフラインモードでも注文入力・会計は可能です。
ただし、オフラインではログインできず、Airペイ等の決済連携も使えません。運用上は「事前にオンラインでログイン→万一の断線時にオフライン会計」という設計が現実的です。
Q. Android端末やパソコンでは使える?
レジとしてのアプリ運用はiPad/iPhoneが前提です。動作環境としてもAirレジアプリはiPadまたはiPhoneで利用しましょう。
Androidについては、Android版アプリ提供終了の案内があります。一方で、売上確認・設定・CSV出力などのバックオフィスはPCブラウザで利用可能です。
Q. 周辺機器は最低限何が必要?
まずは「iPadまたはiPhone+Airレジアプリ」で開始できます(公式の組み合わせ例)。店舗の“据え置きレジ”として形にするなら、一般的には以下が現実的です。
- レシートプリンター(据え置き型 / モバイル型)
- キャッシュドロア(必要なら)
- バーコードリーダー(物販でSKUが多い場合)
Q. 在庫管理は自動で反映される?
はい。商品に在庫数を設定しておくことで、会計と連動して在庫数が変動します。また、返品時や会計伝票削除時に在庫へ自動反映させるかどうかも設定可能です。
Q. 売上データはCSVで出力できる?
できます。売上データはCSVでダウンロードでき、Excel等で開いて印刷も可能です。
なお、CSVのダウンロードはPCブラウザからAirレジ バックオフィス利用時に可能で、アプリからは利用できません。
Q. いつでも解約・利用停止できる?
Airレジの利用停止は、手続き不要(申込み不要で使えるサービスのため)。
一方で、個人情報の消去(AirID削除)など“データの扱い”は別の手順が必要になる場合があるため、目的に応じてFAQを確認しましょう。
まとめ:Airレジを導入すべきか?
Airレジは、「利用料0円」×「iPad/iPhoneで直感運用」という強みがあり、小規模事業者が“まず数字を取る”ための入り口として非常に導入しやすい選択肢です。
一方で、Androidでのレジ運用はできない点、ネット不調時はキャッシュレスが止まる点など、運用要件によっては不向きもあります。
迷ったら、“段階導入”が失敗しにくい導入パターンです。
①最小構成(iPad/iPhone+アプリ)で試す
②必要に応じて周辺機器や関連サービス(決済・予約・オーダー等)を足す
